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  1. 越前市議会 2012-09-07
    09月12日-02号


    取得元: 越前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    平成24年 9月第 5回定例会          平成24年第5回越前市議会定例会(第2号) 平成24年9月7日の会議に引き続き、平成24年9月12日午前10時から会議を再開した。  =======================================1 議事日程┌─────────────────────────────────────────┐│          平成24年第5回越前市議会定例会議事日程           ││                       平成24年9月12日午前10時開議 ││  第 2 号                                  ││ 第 1  議案第68号 専決処分の承認を求めることについて            ││ 第 2  議案第55号 平成23年度越前市水道事業会計決算            ││ 第 3  議案第56号 平成23年度越前市工業用水道事業会計決算         ││ 第 4  議案第57号 平成23年度越前市一般会計歳入歳出決算          ││ 第 5  議案第58号 平成23年度越前市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算    ││ 第 6  議案第59号 平成23年度越前市下水道特別会計歳入歳出決算       ││ 第 7  議案第60号 平成23年度越前市国民健康保険特別会計歳入歳出決算    ││ 第 8  議案第61号 平成23年度越前市介護保険特別会計歳入歳出決算      ││ 第 9  議案第62号 平成23年度越前市今立工業団地事業特別会計歳入歳出決算  ││ 第10 議案第63号 平成23年度越前市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算   ││ 第11 議案第64号 越前市母子家庭等医療費の助成に関する条例の一部改正につい ││           て                             ││ 第12 議案第65号 土地明渡等請求調停事件に係る調停について         ││ 第13 議案第66号 市道路線の認定等について                 ││ 第14 議案第67号 工事の請負契約について                  ││ 第15 議案第53号 平成24年度越前市一般会計補正予算(第4号)       ││ 第16 議案第54号 平成24年度越前市水道事業会計補正予算(第1号)     │└─────────────────────────────────────────┘  =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第 1  議案第68号 専決処分の承認を求めることについて 日程第 2  議案第55号 平成23年度越前市水道事業会計決算 日程第 3  議案第56号 平成23年度越前市工業用水道事業会計決算 日程第 4  議案第57号 平成23年度越前市一般会計歳入歳出決算 日程第 5  議案第58号 平成23年度越前市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算 日程第 6  議案第59号 平成23年度越前市下水道特別会計歳入歳出決算 日程第 7  議案第60号 平成23年度越前市国民健康保険特別会計歳入歳出決算 日程第 8  議案第61号 平成23年度越前市介護保険特別会計歳入歳出決算 日程第 9  議案第62号 平成23年度越前市今立工業団地事業特別会計歳入歳出決算 日程第10 議案第63号 平成23年度越前市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算 日程第11 議案第64号 越前市母子家庭等医療費の助成に関する条例の一部改正について 日程第12 議案第65号 土地明渡等請求調停事件に係る調停について 日程第13 議案第66号 市道路線の認定等について 日程第14 議案第67号 工事の請負契約について 日程第15 議案第53号 平成24年度越前市一般会計補正予算(第4号) 日程第16 議案第54号 平成24年度越前市水道事業会計補正予算(第1号)  =======================================3 出席議員(21人)     1 番 安 立 里 美 君         2 番 吉 田 慶 一 君     3 番 三田村 輝 士 君         4 番 川 崎 俊 之 君     5 番 題 佛 臣 一 君         6 番 小 形 善 信 君     7 番 関   利英子 君         9 番 川 崎 悟 司 君    10番 西 野 与五郎 君        11番 中 西 眞 三 君    12番 大久保 恵 子 君        13番 前 田 一 博 君    14番 伊 藤 康 司 君        15番 佐々木 富 基 君    16番 玉 村 正 夫 君        17番 前 田 修 治 君    18番 嵐     等 君        19番 福 田 修 治 君    20番 玉 川 喜一郎 君        21番 片 粕 正二郎 君    22番 福 田 往 世 君4 欠席議員(1人)     8 番 城 戸 茂 夫 君5 議  事       開議 午前10時02分 ○議長(福田往世君) これより本日の会議を開きます。 本日の会議の欠席届が城戸茂夫君から参っておりますので、御報告しておきます。  ================ △日程第1 議案第68号 ○議長(福田往世君) 日程に入ります。 日程第1議案第68号専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。 この際、申し上げます。 これより行います理事者への議案質疑につきましては、一問一答方式により、1議題につき質疑、答弁を含めて30分以内の時間制限により行います。 なお、質疑は、議題に供されている案件について、議員が賛否等の態度決定をできるよう疑問点を問うことが目的でありますので、議員各位にはその範囲を逸脱することなく、簡明、簡潔な発言に努められるようお願いいたします。 理事者におかれましても、質疑の趣旨に沿った適切な答弁をなされますよう、ここで改めてお願いいたしておきます。 それでは、本案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) では、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 異議なしと認めます。 よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。 討論に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 討論を終結いたします。 採決いたします。 本案については、これを承認することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 異議なしと認めます。 よって、議案第68号は承認することに決しました。  ================ △日程第2 議案第55号 ~ 日程第10 議案第63号 ○議長(福田往世君) 日程第2議案第55号平成23年度越前市水道事業会計決算から日程第10議案第63号平成23年度越前市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算までの9案の決算の認定案を議案第56号中の平成23年度越前市工業用水道事業会計の利益の処分とあわせて一括して議題といたします。 質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 玉村議員。 ◆(玉村正夫君) 私は議案第55号平成23年度越前市水道事業会計決算に対して質疑を行いたいと思います。 まず、水道事業会計に対する監査委員の審査意見書についてちょっと読み上げていきたいと思うんですが、この審査意見書の中では水道事業会計のことで、平成22年度以降受水量が2,500立方メートルずつふえ、平成25年度には、2万5,000立方メートルとなると、年間9億2,938万円になると、そういうことで23年7月より値上げを実施して、さらに平成25年にも値上げを決定していると、監査委員の意見書では今後も水道需要の伸びが期待できない、経営の健全化を確保して市民の理解を得るにはさらなる業務の効率化を図る必要があると、こう述べてます。そして、そういう点で、私が言いたいのは、この審査意見書の中身、地方公営企業法ではその第3条、地方公営企業は常に経済性を発揮するとともに、本来の目的である公共の福祉を増進するよう、その運営に努めなければならないと述べておるわけであります。言いかえれば、公営企業の経済性は追求しなならんけども、何よりも住民の皆さんの福祉の増進、いわゆる生活に影響するような、こういう値上げはやめとけというふうに私は理解するわけであります。 そういう点で、今日は赤川代表監査委員がこられておりますので、私はこの先ほど紹介しました審査意見書は公営企業のこの第3条に沿ったものだと、ほぼ沿ったものだと思いますが、赤川代表監査委員はどういう見解なのか、お聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 赤川代表監査委員。 ◎代表監査委員(赤川廣喜君) 決算意見書に関心いただきましてありがとうございます。 今玉村議員がおっしゃった値上げをしたらあかんという意味合いはどこにも書いてございません。民間企業の目的は利益の追求にあると思います。しかしながら、公営企業会計におきましては、住民サービスの提供により住民の満足を追求することにあると考えております。でありますから、玉村議員が言われるように、地方公営企業法第3条、経営の基本原則で言われている適正な受益負担とそれから独立採算制の堅持の中で安全で安心な水の安定的な供給、これをもって第3条、公共の福祉を増進するために運営しなければならないというふうに私は理解しております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 公共の福祉の増進を図らなきゃならないという、こういう点でのその中身については少し今赤川代表監査委員とは意見が違うわけであります。私は、公共の福祉の増進というならば、何よりも住民の暮らしに影響しない、これも一つは公共の福祉の増進につながるのではないかと思います。 それで、私ども、この23年度の水道事業会計予算に対しては、住民の暮らしを守るという自治体本来の役割を果たすためには、この水道料金の値上げによる住民負担をふやすのではなくして、何よりもこの水道事業会計を大きく圧迫している県水の責任受水量と供給単価について福井県との協定の見直しを図れと、そして繰り返されている値上げの源を取り除くことであるという点で反対をいたしました。 それで、そこでちょっと言いますけども、非常に大事な点があるんですが、昨年度の改定時におきまして越前市水道料金協議会からの要請もありました。そして、さらに市議会からの附帯決議があったわけであります。そこではどういう内容かといいますと、これは我が党の前田議員の質問に答えて、当時の城戸市議会産業建設委員長の答弁であります。この決議は理事者においてしっかり守っていただけるものと認識していると。当時の山口水道部長、藤原副市長のしっかりした答弁の中から、十分この附帯決議は遵守していただけるものとの感触は委員全員が認識していると。ここでは、この附帯決議というのは、26年度以降の給水料金、これは引き下げよと、こういう附帯です。こういう当時の委員長の答弁は、それは守っていただけるものと委員全員が認識したということであります。 そういう点で、こういう経過からすれば、少なくとも平成26年度以降の水道料金の値上げはむしろ行えないことはもちろんのこと、引き下げを図ることが必要となってくるんではないかと思いますが、その点での見解をお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) ただいま議員御指摘の平成23年3月におけます市議会、産業建設委員会附帯決議を重く受けとめております。他方で、平成23年度末の累積の欠損金が1億円を超えるなど、本市の水道事業を取り巻く厳しい経営環境を踏まえまして、現在水道事業経営健全化計画に基づきまして経営の改善に努めているところでございます。 今後は、引き続き県水の引き下げ要請活動を初め、人件費の削減、あるいは包括的民間委託の導入など、さらなるコストの削減に努めてまいりますほか、来年4月に料金の引き上げが控えていることから、市広報あるいはホームページ等を通した改定内容のさらなる周知、説明に努めてまいりたいと考えております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 先ほど紹介しました当時の産業建設委員会の委員長の我が党の前田議員に対する答弁は、26年度以降の水道料金は引き下げをすることと、こういうことをまず実現させるためというか、そういう引き下げを実現させるためにはどんなことが必要かということを私はまず第一番に考えるべきだと思うんですが、その点の認識はどうでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) ただいま議員御指摘ありましたように、新年度からさらに県水受水に伴いまして約9,000万円ほどコストが増加するわけでございます。いかんせん非常に大きな額でございまして、会計全体の中でさらなるコストの縮減に今後ともしっかり努めてまいりたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 要望しておきますが、市議会の産業建設委員会の附帯決議は法的には何ら拘束はないけども、非常に大事な内容だと思うんです。これは市議会全体として住民の暮らしを守るという観点に立っているわけであります。そういう点で、私はこれからいろんな論議があると思いますが、ぜひ住民には負担をかけない、そういうところをまず念頭に置いた対応をしていただきたいと。ましてや、2014年からは消費税が8%、あと2年後には10%になるんですよ。もう大変な状況であります。そういう点で、そのことを強く私は頭に入れていただきまして、本来の目的である住民の暮らしを守ると、こういう観点での対応を再度お願い申し上げたいと思います。 続きまして、議案第57号平成23年度の越前市一般会計歳入歳出の決算に対する質疑を行いたいと思います。 ここでも私は監査委員の方の審査意見書を紹介したいと思いますが、歳出における不用額につきまして、翌年度繰越額を差し引いた不用額は前年度より1億8,825万円増加して、8億85万円となっていると、限られた財源を効果的に有効な施策に配分することが求められている中、不用額が多額になっていることは好ましいことではないと、こう述べておるわけでございます。そういう点では、予算額の積算に当たっては、決算の実績、正確な事業計画に基づいて、その精度を高めて極力次年度以降の予算編成に反映させる努力をされたいと、こう意見書は述べているわけであります。そういう点で、私は普通はこういう不用額が出ないために補正予算の中で調整しているわけですね。 そういう点で、私はこの審査意見書の不用額の問題につきましてどう受けとめておられるのか、お聞きをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 河瀬企画部長。 ◎企画部長(河瀬信宏君) 議員御指摘の歳出不用額でございますが、確かに昨年度よりはふえております。しかしながら、繰越額につきましては一般的には標準財政規模のおおむね3%から5%程度が望ましいというふうになっておりまして、本市の23年度の繰越額につきましても歳出規模の標準財政規模の5.2%ということで、おおむね適正なものというふうに考えております。 しかしながら、今御指摘のように、限られた予算を真に必要な施策に使うという観点からすれば、さらに予算編成などの精度を高めてまいりたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) それで、細かくいきますと少々時間が足らなくなりますので、私は決算特別委員会が後ほど編成されると思いますので、そのときにぜひこういう点は論議していただきたいと思うことを言いますと、この各科目に沿って不用額が出た原因、それからその原因が効果的な予算執行に努めた結果からなのか、また予定された事業が何らかの事情で執行できなかったとか、その事情や理由の検証はぜひ決算特別委員会でもやっていただきたいと。これは決算特別委員の方に要望するとともに、それに対して的確な理事者からの答弁をお願いしたいと思います。 次に、さらにまた監査意見書の中身を言いますと、歳入のまとめの中で施設使用料につきまして、施設の使用料についてはほとんど減免処理がされているが、受益者負担や公平な負担の原則であるので、一定の負担を徴収するという方針を平成24年度から着実に実施し、使用料徴収の確保に努められたいと述べているわけでありますが、私はここで私の意見を述べますが、一般市民が公共施設を利用していろんなことをやっていく場合に、私は決してのその利用する一般住民が個人の利益でやっているんではないと。受益者負担というのは、私はこの点は当たらないと。これは赤川さん、答弁は要らないですよ。意見を言っているだけです。 それで、私はそういう点で公共施設を利用して、趣味であれ何であれ、やはり一般の方々が減免を受けて、大いにその施設で活動するということは、今非常に社会的にきずなを強めるということがどこでも叫ばれております。そのきずなを深めるという点でも、非常に私は公共施設での個人の利益でなくして、地域社会全般の利益のために活動するのですから、私はこれまでどおり公共施設利用者については全面的に減免を適用していくべきだと思いますが、その点で先ほど紹介しました監査委員の御指摘、24年度からは着実に一定の負担を求めることをやれという、こういう指摘をどう受けとめるのか、私の意見も含めてお願いをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 河瀬企画部長。 ◎企画部長(河瀬信宏君) 今議員御指摘の公共施設の使用料でございますが、従前は施設利用のほとんどが減免制度により無料となっていると。そういう現状を踏まえまして、平成22年11月に行政監査報告がございまして、負担の公平性の観点から減免制度を見直すよう指摘を受けたところでございます。この指摘を受けまして、市民利用団体の代表者等で構成いたします市使用料検討委員会における検討を経て、昨年末に統一的な基準で一定の負担をいただくということを決定いたしましたので、御理解いただきたいと思います。やみくもに全てのところから使用料をいただくという方針ではございませんので、重ねて御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 今の答弁は私は受け入れがたいのですが。 それで、実は私ども議員は市民と議会と語る会を市内で開いたわけです。私は坂口地域での語る会に参加しました。そこから、ある市民の方がもう徴収することによって我々の活動が大変乱れてしまったと、ぜひこういうことはやめるよう議員も頑張れと、こういう強い激励、叱咤を受けたわけであります。ぜひともちょっと私3月の総務委員会の議事録を見直したんですが、読み返したんですが、もう議員のほとんどがこんなことはもうやめるべきだと、これまでの減免をやめたことについてはこれは改めよというふうに、そういう意見を述べる議員が大半でございました。そういう点で、今後ともこれは議論の対象となると思いますが、その点私の今の意見も含めて対応をしっかりしていただきたいと、こう思って要望しておきます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 小形善信君。 ◆(小形善信君) それでは、質疑させていただきます。 玉村議員とちょっと重複するところがあるのでよろしくお願いします。 それでは、議案第57号平成23年度一般会計について、同じ今不用額のことがありましたので、一緒にお聞きしていきたいと思います。 決算書の157ページにて、先ほど玉村議員がおっしゃいました8億85万円ほどの不用額が明示されております。22年の不用額は6億1,200万円程度でしたが、前年度より1億8,800万円の増加でありました。監査委員さんからの審査意見書91ページにも、不用額については今後ますます財政状況が厳しくなることが予想される中で、限られた財源をより有効な施策に効果的に配分することが予算編成に求められており、不用額が極端に多額となることは効果的な予算配分を行うという点で好ましくないと指摘されております。先ほど説明をお聞きしますと、越前市の場合標準財政規模の中で3から5%ぐらいは日本全国的にあっても仕方ないだろうというような話でございました。 越前市の場合は2%強ぐらいで、少ないんかなという気はしてますけれども、昨年度より1億8,800万円ほど多くなったんですけども、その多くなった理由、どこの部分がどういった状況で多くなったのか、お聞かせ願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 河瀬企画部長。 ◎企画部長(河瀬信宏君) 昨年度に比べまして不用額が増加した理由でございますが、まず1点目でございます。平成23年度におきまして土地開発公社への短期貸付金として1億円を計上しておりましたが、支出額が1,500万円であったため、歳出不用額として8,500万円が生じたものでございます。これにつきましては、歳入も8,500万円の減となっております。 2点目は、22年度から23年度への繰越明許費の歳出不用額でございますが、感染症予防事業で6,079万円、小学校施設耐震補強規模改造事業で4,596万円の歳出不用額がございました。 感染症予防事業の内容でございますが、子宮頸がん、ヒブ、小児肺炎球菌ワクチンの接種でありますが、事業開始後すぐに子宮頸がん予防ワクチンの供給量不足、ヒブ、小児用肺炎球菌の同時接種後の死亡例が発生いたしまして一時期接種を見合わせたという状況がございまして、接種率が予定より下がって6,000万円強の不用額が生じたものでございます。 また、小学校施設耐震補強規模改造事業でございますが、22年度の12月と1月に合わせて6億1,237万円を補正し、全額を23年度に繰り越したところでございますが、繰越額と入札後の支出額との差が生じまして、4,596万円の歳出不用額が生じたと。 以上のところが昨年よりふえた主な原因だというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 小形善信君。 ◆(小形善信君) 今お聞きしてますと、本当に開発公社の件についても、また感染症の件についても、小学校の施設の件についても仕方ないかなあというような感じで受けとめさせていただきました。 不用額が生じる原因や事情としては、1つ目に事業に改善や工夫を加えて実施した結果生じた、執行努力による不用額、これは本当になるべくあってほしいようなことでございます。2番目に競争入札の結果、当初予定した金額を下回る金額で契約できたことによる契約差金の不用額、これも発生してくる可能性あります。あとは職員の給与や職員手当等の人件費が実績減ったもの、それで残額となったものと、そういうことも考えられる。4番目に、予算計上した事業より回数や対象者数等の規模数の減少または単価が実際の執行において減少したことによる事業が実績減ったもの、そして5番目に不測の事態に備えるための予算で、実際に執行しなかったことによる予備的予算の減によるもの、例えば除雪の費用を設けてたけども、雪が降らなかったから余ってきたものというような感じですね。そして6番目に、予算積算等の原因のある積算が過大であったもの。大体こういうようなのが原因としてあるのでないかなというふうに思ってます。 ところで、ちょうど代表監査委員さんがいらっしゃいますので、お聞きしてまいりたいと思うんです。 以上のことが考えられますが、意見書の107ページには一般会計の款別歳出一覧表が監査委員より明示されております。これには議会費とか、総務費とか、民生費、衛生費、労働費とか、商工費とか、土木費とか、款別で列記されているわけでございます。ある程度わかりやすい状況になっているのでないかなというふうに思っていますけども、先進自治体では部局別の不用額やもしくは節ごとの不用額をあらわしているところがあります。 先ほど玉村議員もおっしゃいましたけれども、不用額の原因を追求することによって事務事業の見直しや改善につながると思いますが、そういった部局ごと、また節別のをあらわしていただけると、また今後の予算編成にとってもいいことじゃないかなと思います。そういったことを考えていただけないのか、ちょっとお伺いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 赤川代表監査委員。 ◎代表監査委員(赤川廣喜君) 小形議員の言われるのも一理ありますので、また検討させていただきたいと思います。 ただ、この決算書本編、ここに不用額全部細かく、補助金やら全て何が余っているかというのはわかりますので、これで大体わかるかと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 小形善信君。 ◆(小形善信君) 一つ一つ拾ってこなきゃならないということになると思うんです。また、こうやって表になってれば、先ほどのページの107ページのようにやっぱり款別で表になっているというようなことですね、見やすくなってくるんでないんかなと。そういうものがあれば、各部局、そしてまた各部局ごとに昨年はどうやったというようなことがわかれば、そういったことが次の予算執行に当たっては便宜が図られるんではないかなというふうにも思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 私も不用額が生じたこと、またはその額や歳出に占める割合が大きいことをもって、直ちに予算の見積もりが正確でなかったと、あるいは予算の執行が適切でなかったというような見方をすることは一面的でありまして、適当ではないと私は思っております。不用額が生じた原因を探ることにより、予算編成は妥当であるのか、予算の執行は適切に行われているのかについて検証するためであると思っております。次年度以降、予算編成に反映させるためにもよろしくお願いしたいと思います。 続いて、監査意見書の91ページ下段のほうに、事務事業の見直しによる改善工夫を加えるなどとの指摘もありますが、事務事業評価制度が始まってからもう数年になると思います。施策評価、政策評価、そして総合評価ということで、評価委員さんからも最終的には評価をいただいているわけでございますけれども、職員の皆さんの意識改革にこの事務事業評価制度が本当につながっているのかどうか、現状をお聞かせ願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 河瀬企画部長。 ◎企画部長(河瀬信宏君) 事務事業評価につきましては、随分長い年月を踏みまして随分浸透してきております。職員が見やすいシートをつくるなど工夫を重ねておりまして、意識改革に十分役に立っているというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 小形善信君。 ◆(小形善信君) 企画部長はもう十分に役に立ってる、意識改革できているということでございますけれども、この放送を聞いていらっしゃる職員の皆さんがいらっしゃいましたら、ただペーパー上で数字を並べて、それで終わるというような形でなしに、本当に自分がやっている事務事業がそれが適切なのかどうか、本当に精査していただければありがたいと思います。それが最終的には総合評価につながる、そして越前市全体のお金が有効に回転するということにもなります。そしてまた、職員の皆さんの仕事もやりやすいということになりますので、御努力をお願いしたいと思います。 ところで次に、監査意見書の92ページにては真ん中のちょっと下、昨年会計検査院の実施検査において全国的に不正経理が判明し、当市においても同様の事例が判明したことがありましたが、その経緯と対応はどのようにされたのか、お聞かせ願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 赤川代表監査委員。 ◎代表監査委員(赤川廣喜君) 議員も御案内のとおり、平成22年に会計検査院で指摘を受けたのに伴って内部調査委員会で詳しく調べて、そして事実確認があった部分については職員から、またOBから返還を求めたものでありますが、その後本当に意識的に職員がみんな徹底しているかどうか、監査委員といたしまして23年12月に全部一遍業者も含めて558件の調査を行いまして、抜き打ち的に調べさせていただきました。また、その後年度末過ぎたことし、24年4月2日に、これも通知なしでいきなり抜き打ち調査をさせていただきました。4月2日に実施しましたのは、3月21日から3月30日、年度末駆け込みのときに納品予定の消耗品、印刷費、印刷製本費、備品購入費について451件のうち、全部見るのもなんで、抽出で73件抜き打ちで調査させていただきました。1件ちょっと、納品されたのですけど、修正で業者に戻していて確認できなかったのが1件あったのですが、全て単年度予算主義を裏切るようなことはございませんでした。これは監査委員3人が手分けして確認いたしましたので、ここで報告します。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 小形善信君。 ◆(小形善信君) この事件があってから、監査委員さんには抜き打ち的に検査をしていただいて、御努力いただいているということは感謝申し上げたいと思いますけれども、監査委員さんが頑張ってどうのこうのでなしに、調べがあるからでなしに、市長部局としてそういったことに対してどのように感じているのか、そしてそれを今後どのように持っていくつもりなのか、職員の皆さんの意識改革、これも必要になってくるのでないかなと思います。 その点、どのように思われているのか、今度こちらのほうにお聞かせ願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 青柳会計管理者。 ◎会計管理者(青柳和男君) 会計事務、出納事務全般的なことでございますので、職員の意識改革それから財政システム全般的に職員に対するきちっとしたシステムを再度理解をして、不適正経理の委員会で指摘がされたような安易な解釈じゃなしに、きちんと法律的な解釈で事務処理を行うよう、これは職員に徹底していきたいということで、この委員会で報告があった後、23年2月18日には適正化についての職員の通知をやっておりますし、それから会計事務説明会等々でも再度このようなことが起きないようというような形で厳格に対処するよう、それから私ども出納事務のところでは支出命令のときに納品書がついているのか、日付は大丈夫なのか、納品受領者はだれなのか、請求年月日は適正なのかということを全てこの適正化委員会の御報告に基づいて今日まで処理をいたしておりますので、今後も意識改革というのはその都度やっていきたいと考えております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 小形善信君。 ◆(小形善信君) 意識改革というのか、当たり前のことだと思うのですけれども、適正な処理をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 続きまして、101ページから103ページあたりに鳥獣害対策費が計上されております。平成21年から23年までの3年間の間、鳥獣害対策だけではないのですけども、緊急雇用対策事業として多くの事業に取り組まれてきました。その当時の我々議員にいただいた予算説明資料に、横のほうに雇用の雇って書いた事業がたくさんありました。 セルプショップの件やら、道路の補修の件やら、看板を調査したりするとか、イノシシ対策とか、いろんな事業が多くありましたが、その事業の内容を再度簡単に結構でございますので、お聞かせ願いたいと思います。 雇用対策事業についての事業内容を大体どのような、国の流れからちょっと教えていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 清水産業審議監。 ◎産業審議監(清水俊行君) 緊急雇用の制度につきましては、国が基金を県のほうに、交付金を配って県が基金を積むという形で、県のほうから市のほうにお金が流れてくるという制度でございます。 中身、2つございまして、1つがふるさと雇用制度でございます。ふるさと雇用、再生につきましては、民間等の団体に委託をして、そこで事業の中で新たに雇用をしていただくと。そういう制度でございます。 それから、緊急雇用につきましては、行政が直接雇用をするもの、それから委託して雇用していただくものというような事業がございまして、その2つの制度で成り立っているというものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 小形善信君。 ◆(小形善信君) 緊急雇用臨時特例基金事業、これはどう言うたらいいのか、その場しのぎという言い方はあれですけども、半年なり1年間、あの当時派遣切り等々があった時代でございましたので、その方たちに次の職を探すまでの間市のいろんな事業に携わっていただいて、その間収入を得ながら次の職を探していただくという、そういう目的であったかなと思います。 もう一つのふるさと雇用再生特別基金事業ですけども、これは民間団体にお願いしてそちらのほうで雇っていただく、ただしその間10分の10ですから、給料はこちらからお渡ししたと、基金から捻出したというような形であったと思います。 その事業、今緊急雇用創出事業等もわかりますし、ふるさと雇用事業はわかるんですけども、もう行政として幾つかの、何十個かの事業があったと思うんですけども、その後の事業の継続、行政側がお願いしたものとか、またふるさと雇用でお願いしたもの、その後、あった事業がもうその部分で基金がなくなって、もうそれで国の方針だからもうそれで終わりということで終わってしまったんだろうと思うのですけれども、市としてその事業はその当時は必要だと思ってやっていただいたのだと思うので、その事業の継続はどのようにされているのか、今現時点でどうなってるのか、お聞かせ願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 清水産業審議監。 ◎産業審議監(清水俊行君) ふるさと雇用の事業につきましては、平成21年からされているのですが、23年度までの事業でございます。21年度から合計で22の事業をさせていただきました。その間現在は事業そのものはその3年間で、緊急雇用の対象が3年でございますので、その3年間で一応事業そのものは終わっているというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 小形善信君。 ◆(小形善信君) それで終わってしまったということで、その後市長部局のほうでなくなった事業というのは鋭意努力してやっていただいているんかなあというふうには私は思いますけれども、このふるさと雇用のほうにちょっとお聞きしていきたいと思うんですけども、民間団体に新たに雇用をお願いするとき、条件があったんではないんかなというふうに私は思ってます。その条件がこのふるさと雇用で10分の10の給料を差し上げるその間ちょっと雇っていただいて事業をやってくださいよと、終わった後、その方たちを継続的に雇用機会の創出を図る事業であったというふうに今まで我々は聞いているんです。その3年間が終わっても、その事業所に対してその方を引き続き雇用していただくようにお願いするというような事業であったと思います。 この事業、大体幾つの事業で何人ぐらい携わっていらっしゃったのか、今現時点その方たちが何割ぐらいその再雇用につながっているのか、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 清水産業審議監。 ◎産業審議監(清水俊行君) ふるさと雇用で先ほど申し上げました22事業でございますが、3年間で実数39名の雇用がございました。ことし聞き取り調査をその方にさせていただきまして、お二人はちょっと連絡がとれなかったのですが、37人の方から連絡いただきまして、正規、パートも含めまして約46%の方が就職についているという形でございます。39名のうち46%が職についている。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 小形善信君。 ◆(小形善信君) その46%というのはその緊急雇用でお願いした企業にそのまま就職されているのですか、違うところへ行ってしまったのですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 清水産業審議監。 ◎産業審議監(清水俊行君) 人数で申し上げると、そのままの事業所に就職された方が11名です。それから、ほかの事業所で就職された方が5名、それから創業をするということで自分でやられる方が2名という形で、18名の方が何らかの職についているという形でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 小形善信君。 ◆(小形善信君) 再就職された方が46%。その中で、18名の中でその企業にそのまま就職をされた方が11名ということですから、46%の半分ぐらい、20%ぐらい、20%強ですか、がふるさと雇用制度にのっとって、その事業所がまた再雇用で引き受けていただいたというような数字になってくるんでないかなというふうに思います。この事業をやるとき、このふるさと雇用という名前の意味合いもわかって、これに、この仕事につかれた方が39名ほどいらっしゃったと。その方は3年間一生懸命頑張って、この企業に就職できるかなあと思って頑張ってこられたんではないかなというふうに思います。中には、そのままその企業に入らなきゃならないということで一生懸命資格を取るなり、努力されてきたのでないかなというふうに思っています。それが、今現時点お願いした数字の20%強ぐらいの方がそこにいらっしゃる。ほかにもう転職を余儀なくされてしまったというようなことであろうかと私は思っています。 この点、ちょっと無理があったのでないかなというふうに私は思ってますけども、市長部局としてはその事業所に対してその方を3年終わった後、再雇用をお願いするというような、そういうアプローチをされたのかどうか、その点をお聞かせ願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 清水産業審議監。 ◎産業審議監(清水俊行君) 当然当初の契約の段階でも事業の内容を説明してございますし、事業の途中といいますか、終了でもそういうことを申し上げていると。その調査もしたというふうにたしか記憶してます。ただ、なかなかそういう雇用に全部が結びつかなかったというのが実情でございますが、結びついてない方につきましては、いろいろ県と連携して次の職を探せるようなことをさせていただいているというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 小形善信君。 ◆(小形善信君) この問題、そのふるさと雇用の場合はその人の人生がかかっているわけなんですね。それで、希望を持ってその職についての勉強もして一生懸命やってこられたと。けれども、その事業所で引き受けてもらえなくなった、だからまた違うところにということで、人生が、就職先ががらっと変わってしまうということが発生してきたんでないかなというふうに思っております。こういった事業、国から100%の金がおりてくるからということでやっていらっしゃいます。けれども、市としてはありがたかった話かもしれませんけれども、それによって人生を変えられてしまうというようなことも往々にして発生してしまうということでございました。こういう施策を今後とも引き受けるに当たっては、重々気をつけてやっていっていただきたいというふうに思っております。 その点、留意いただきますように要望して終わりたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 先ほどの玉村正夫議員の質問と関連をするわけでありますが、私も監査委員にお聞きをしたいと思います。 この監査委員の審査意見書の92ページの中段の施設の使用料の問題であります。 この中で、公共施設の使用料に関しては、22年度の行政監査報告により、利用団体の代表者等で構成する市市民使用料検討委員会での検討を経て、昨年末に統一的な基準で一定の負担を徴収するとの方針を決定された、今後は各種団体や関係者への丁寧な説明と理解に努められ、着実に実施していただきたい、このように述べておられます。 私は、この件ではことしの3月市議会の一般質問で、ことしこの使用料を徴収するということで620万円の予算が計上された、このことについて先ほど玉村正夫議員が言ったように、単なる公正な受益者負担、適正な受益者負担という、そういう問題だけで、今まで無料であった、減免されていたものを有料化するべきではない、こういう質問をいたしました。理事者は、これは監査委員の指摘を受けてこういうふうに実施するものであると。あたかも、監査委員の意見が金科玉条のごとく言われて、それでやるんだということでした。その当時3月議会には監査委員はおいでになりませんでしたので私は聞くことができませんでしたが、監査委員にお聞きをいたしますが、この1年間の、ことしは試行ということでやられるというふうに承りましたが、この中で今後も着実に実施していただきたいということになれば、これは試行どころか、来年度以降は本格的にこの徴収がなされる、強められる、こういうことではないかというふうに思います。そこで、私は先ほども玉村議員が言われたように、短絡的に受益者が市民だと、こういう捉え方をしていいんだろうかということなんですね。 今越前市は、これは3月議会でも質問しましたが、スポーツ振興や文化振興というのを市の政策として掲げて、今自治振興会やその中での体育協会など各団体が鋭意努力をされ、その組織の維持にまた強化に努めておられるわけであります。こうしたそういう活動に水を差すもんではないかと、冷や水を浴びせるものではないか、こういう指摘をいたしましたが、その点、監査委員はどのように思われてこういう意見書を出されたのか、お聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 赤川代表監査委員。 ◎代表監査委員(赤川廣喜君) 確かに行政監査報告に、市長に報告したのがきっかけになっておるわけですが、我々監査委員はもっと使用料を取って増収を図れという目的ではございません。あくまでも受益者負担の原則を、市民の負担の公平性を主眼として見直していただきたいということでございますんで、一番発端がやっぱ市民の中から、我々監査委員の耳にも入るんですが、ナイターでは受益者負担取って、体育館では取らないという事態は不公平ではないかという等々がやっぱ監査委員の耳にも入りまして、じゃあやっぱ利用している方は若干の負担は、してない人としている人との差はあるべきだと、公平性の観点から言うてるわけでございまして、決して財源の増収を図れという言い方では、我々の指摘は目的ではございません。ちなみに、お隣の市なんかは、体育館に入るところに自動販売機みたいなのがありまして、200円ですかね、聞くところによると、ぱっと入れるとレシートが出てきて、それを事務所に渡すそうです。そういうことで、皆さんの税金で維持管理費が賄われている以上、利益をこうむる市民とそうでない市民との不公平があってはならんと、我々監査委員の立場でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) ですから、その利益を受けるという、そういう問題。ですから、やっぱり文化振興にしても、スポーツ振興にしても、その個人の楽しみとか、個人のそういう趣味だけでやっているもんではないということなんですね。スポーツ振興とか、いろいろ体力の増強とか、そういうことになれば、やっぱり市民が健康でいられると。そういうことになれば、行政の医療費関係等の伸びも抑えられるとか、あるいは文化振興で頑張って越前市の知名度が高まるとか、いろんな意味でこれはその人だけの問題ではないと私は思うんです。だから、その辺の受益者という、その捉え方が非常に狭いのではないかという問題ですね。 それから、増収を当てにしているわけではないと言われました。確かに実質9億円余りの黒字になっている、この23年度の決算見ても、その9億円余りの黒字がありながら、今年度から620万円のお金を徴収するという、これも増収ではないというならば、あえてやる必要ないのではないかと。 それと、今言いましたように自治振興会、創設されてもう六、七年ですか、非常に地域のことも頑張り、また行政との連携の中で行政とのきずなを深めて、要するに信頼関係ですよ。そういうものでやってきていると。その自治振興会がやる事業、例えば地域の体育祭とか文化祭なんかにしても、グラウンドの使用料が取られる、体育館の使用料が取られる。これはまさしくそういう行政との信頼関係を損なう、大事なそういうきずなを奪う、そういうものではないですかね。そういう点では、たかだか620万円、その増収を当てにしたわけではないというんで言いますけれども、こういう620万円を取って、そういう大事なきずなを失う。これこそ、まさに木っ端拾って材木流すような、こういう政策になるのではないでしょうか。 その点を私は強く申し上げたいというふうに思いますし、行政のほうはことしは試行的にやるということを言われてます。今非常にこの矛盾点も出てるんですね。公民館利用は社会教育ですから、公民館に併設しているスポーツの体育館なりはその使用料を取らない。ところが、一方で学校で使っている体育館とか、そういうのにはその使用料を取るとか、そういう問題。それから、先ほど言いましたが、負担の公平化という点では、今確かにナイター使っていらっしゃる団体にはそういう使用料が発生しているんかもしれませんけれども、だからといってこちら側も有料にするという、これはちょっと行政といいますか、市民の目線に立った行政のあり方ではないというふうに思うんですね。だったら、なぜスポーツ、ナイター設備を利用されている方々の便宜をもう少し図れないかという、そういう方向で検討ができなかったのかということであります。 その辺が私は、行政の監査をされている面で、市長も言われてますけども、市長は市民の目線でとは言われてますけれども、私は監査の皆さん方もそういった点では市民の暮らし、市民の目線でそういうのを見ていただきたいというふうに思いますが、今後のことについてお聞かせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 赤川代表監査委員。 ◎代表監査委員(赤川廣喜君) 議員言われるの、よく理解できますが、理事者のほうには行政監査の公共施設の使用料の見直しの中に、報告した中に、十分利用団体、市民と理解し合う中で進めてくださいという文言を入れておきました。今市民団体からいろんな意見交換しながら、公共的な役割については無料、それからもう丸っ切り減免、何もかも減免でゼロやったのを趣旨、内容的に今80%減免とか、いろいろその団体の利用状況、対象者によって弾力的に理事者側は対応されているものと私は理解しております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 監査委員が理解されているかどうかは別としましても、本当に今地域の市民、利用者の方々には非常に不満が高まっているんですよ、先ほど紹介しましたけど。この中で各種団体や関係者への丁寧な説明と理解に努められと。ですから、理解に努められているんかどうかは別としても、理解をされてないというか、納得してない。こういう実情がある中で、これをやみくもにやるということは、先ほど言うたように市民との信頼関係を損ねるんじゃないかというふうに言っているんですよ。だから、あえて言うならば、市民の理解が得られて、誰もその文句を言うてる者がいなくなる、そういうなら、私は別に何も言いません。ああ、ちゃんとやられてるなというふうに思うんですが、実際にそういう思いがやっぱり地域に渦巻いているからこそ、あえて監査委員にも言わせていただき、今後行政のほうにも議会を通してこういうやっぱり制度といいますか、使用料の徴収というのは以前に戻すように、ことし1年間が試行であるならば、そういうこの1年間の市民の声もよく聞いて、もとに戻すようにということは働きかけていきたいというふうに思いますけれども、監査役がいつまでもこういうことをずっと意見書で、取るように、取るようにって書かれてると、行政もなかなかこれは足どめかかりますから、そういう点ではぜひ御配慮いただきたいというふうに要望して終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 私も監査意見書のほうから質問させていただきたいと思います。 91ページでございますが、昨年もこの9月議会で質問をさせていただいた点がありまして、上から5行目ですけども、24年度以降に訪れる大量退職者への対応ということで、括弧書きでありますけども、退職手当債の発行を検討ということが書かれてございます。 それで、理事者の答弁は歳出を抑制をしながら十分に対応ができるというような答弁をいただいたわけでありますけども、これは昨年そしてことしと監査委員のほうからたとえ括弧書きであってもこういう認識、これをお伺いをいたしたいわけでありますけども、昨年はしろということではなしに、こういうことも検討の範囲ですよというような、何か緩やかなといいますか、少し焦点のぼやけたような答弁であったわけでありますけども、これが昨年に引き続き書かれてあるということになりますと、やはり理事者としても監査委員からの指摘ということは、やはり昨年よりは重いのではないかという認識を受けるわけでありますけども、その点についてのお考えをお聞きをいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 赤川代表監査委員。 ◎代表監査委員(赤川廣喜君) 御指摘のとおり、昨年と同じ御指摘でございますが、我々監査委員はなお括弧書きでまた残したという意味がございまして、理事者側は退職債を借り入れをしないように努力するということでございますが、御案内のとおり交付税算入のない退職債でございますんで、発行しないことはいいわけですが、ただ我々監査委員が心配するのはやっと財政調整基金32億円を積み立てて、27年から山が来ます、毎年10億円余りが支出予定があります、その場に及んで場当たり的に財源を、やっと苦労して積み立てた32億円がなくなるとか等々の心配をしてます。現状の新聞等でも御案内のとおり、地方交付税が、赤字国債特例法が今国会でストップになっております。今後も政党の分離統合によって、ますますこういう事態が続くものと思われます。そうした中で、急に年度末に資金繰りが苦しくなるというのも絶対起きないということはないということで、一時借り入れとか等々のことが起きないように、やっぱり退職債の発行というと許可要件がありまして、職員の削減計画とか、計画的な財政運営を見た上で許可するということになっておりますので、退職債を申し出るときにはちゃんと財政見通しをきちっと把握してしないと許可が出ないと。ここに我々監査委員は期待しているところでございまして、括弧書きをことしも削除しなかったのは、排除しなかったのはそういう意味でございます。御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 監査委員さんの認識といいますか、考えというものはわかったといいますか、るる述べられていただいたわけでありますけども、これにつきまして財源を預かる企画部としてはこの2年続けての括弧書きといえど退職債の発行の検討ということはどのように捉えられていらっしゃるのか、お伺いをいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 河瀬企画部長。 ◎企画部長(河瀬信宏君) 同じく意見書の91ページに6行か7行目以降書いてありますとおり、それぞれ例えば土地開発公社に係る第三セクター等改革債、あるいはこれからのいろんな指標を見ながら、ここに書いてあるとおりでございます、十分留意して財政の硬直化を招くことのないよう鋭意健全財政の維持に努める、当面そういった対応で考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) これから非常に団塊の世代の大量退職、これは全国的なものでありますので、何も越前市だけがというわけでありませんし、何も役所だけということでもありません。民間も当然そういう準備等は、特に民間についてはそういう準備といいますか、そういうことは十二分な形の中でやられているというふうには思うわけでありますけども、事、役所に関してはいろいろ制度的なものとか、いろいろな足かせというんですかね、そういうようなものもあるわけでありますけども、市民から預かる大変大切な税金というものの使い方については十二分に検討をされまして、財政の硬直化ということを招かないようにお願いをいたしたいなというふうに思います。 それと、92ページでございますけども、下段のほうに、一番下ですね、特に23年度に実施したということで、業務委託契約事務についてのというくだりがあります。それで、随意契約等ガイドラインを早々に作成され、透明性の確保と公正なというくだりがございます。最後に、大いに評価をするものであるという文言があるわけであります。私はこの大いに評価するという、この文言が果たして監査委員の意見書に書かれるということが適当なのかどうかということが釈然としないというふうに思います。実際には運用して結果的にこうなったんだということのほう方、むしろ随意契約のガイドラインについては大切なことではないかというふうに思います。 実は、実際にはこれからのことが大切なんであって、作成されたことだけを見て大いに評価するというのは、いささか早いのではないかというふうにも思うわけでありますけども、これに対する認識をお伺いをいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 赤川代表監査委員。 ◎代表監査委員(赤川廣喜君) 大いに評価するという表現の仕方での御指摘ですが、基準がございまして、大いに評価するというのは大体3カ月以内ぐらいで即改善したという、もうこれ例がないぐらいのを大いに評価するという表現しております。評価するというのは、1年以内に改善をしたと。それから、一定の評価するというのは、翌年度中に改善されたと。それぐらいの基準をもって書いております。でありますから、議員も過去のをずっと見ていただければ、評価するに値するのは1個か2個です。表現としては2カ所ぐらいです。 今回のこの随意契約等ガイドラインを早々に完成しというのは、23年11月に市長に行政監査で報告して、翌年の1月にはもうガイドラインをつくって、職員に徹底したと。この2カ月の早さ、即改善したと。で、職員に徹底して、もう4月から実行していると。これは調べますと、随契が多かったと。その中でも1社随契が68%もあったと。これ改善しなさいと。ずうっと疑いを持たれないような公正な契約の手続というのを全部指摘をさせていただきました。それを2カ月でつくって職員に徹底したというのは、大いに評価するという表現、私は事実だと思います。 それと、監査指摘というのは努力を求める、図られたい、それから改善を求めるとか、そういったものばかりです。あと一つは、そういう実効性が目に見えた場合には、我々監査委員の指摘に対して真摯に即対応してもらったことについては、褒めるということで職員のモチベーションが上がるもんだと。何でも怒ってばっかりではだめなので、そういうことでございますので、御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 今監査委員さんからの評価という、その文言の使い方というとおかしいんですけども、そういう認識で監査をしてると、または文章化しているということについては私自身も勉強不足だったなということも少し反省もしますが、そういう書き方であったということで認識をさせていただきました。しかしながら、やはり監査というのはやっぱり独立しているものでありますので、職員の皆さんに対してやる気を促すということ、また適正に評価をするということについては当然でありますし、そういうことで努力されたいとか、そういうことばっかではだめだというような認識もにじませるのはわかりますけども、やはりここはやっぱり独立した部署でございますので、しっかりと職員にさらに職務に精励していただくと、そして市民生活の向上のためにもう一頑張りしていただくというような意味合いも私はぜひともお願いをいたしたいと。大いに評価するというのは時間ということでお聞きをしましたけども、むしろこれからの中身についてはしっかりと見ていく、私らでも当然ですけども、見ていかなければならないなというふうなこともつけ加えさせていただきたいと思います。 以上で終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) きょうは代表監査委員もお見えでございますので、私も監査をやらせていただいた一員でございますので、私なりに気がついた点を指摘というんではないのですが、改善していただけるんならありがたいなというように思いましたので、ぜひ気を悪くされずに聞いていただきたいと思います。 ここに23年度の各会計決算及び資金運用状況の監査委員による審査意見書が決算書とともに送付をされたわけでありますが、御案内のとおり、今回87ページのまとめの部分に記述誤りがあるとして一冊丸ごと差しかえたということについては、聞くところによると議員だけであったというふうに思うわけですが、急遽その22冊がどっから出てきたのかなあというふうに思うんですね。 理事者に対しては正誤表を張ったというふうにお聞きしておりますが、私は重箱の隅をつつくような質問はしたくないんですが、やはり議員も同等、こういう場合には正誤表を出せばいいと、机の上へ置いとけばいいと、議員席に置いとけばいいと、こういうふうに私は思いましたので、その辺については代表、どういうふうにお考えでしょうかね。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 赤川代表監査委員。 ◎代表監査委員(赤川廣喜君) 今議員の御指摘のこっちの理事者側には張ったと、議員さん方は入れかえと。職員は議員さんのほうはみっともないので、敬意を表して全部入れかえたのだと私は理解しております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) これは決して代表監査委員が指示をしたとか、どうせえ、こうせえというような問題ではなかったというふうに私も理解をしておりますが、やはり皆さんが今質問を聞いてますと、なかなかシビアな質問をされておりましたので、私も思いつきで今質問しているのではございませんので、特に2点ばかりお聞きしたいなというように思います。 まとめの欄を見てみますと、監査委員の指摘を促す言葉に何々に心がけられたい、望むものであるとか、有効活用されたい、努めていただきたいとか、なお一層の有効活用に努められたいとか、早期に検討されたい、図られたい、努められたいとか、有効に活用されたい、また留意されたい、着実に実施していただきたい、努力されたい、努めるべきだと考えると。その文言がこの中に幾つも出てきているわけですね。決してこの出てきていることが、語尾につけられることが悪いとかということではございませんが、やはり監査委員として何が重いんだという、この選択をしていただくということも大事じゃないかと。もう全てそういうことで、監査委員の立場がどこでぼやけてしまうような状況がうかがえるのじゃないかなと。あえて私も監査委員しておりましたので、このことはきょう赤川代表と久しぶりにお顔を拝見させていただきましたので、ぜひひとつその重み、重さを感ずる意見書を出していただければありがたいかなと。 これはまた監査事務局で、監査委員会で検討していただければいいというふうに思うわけでありますが、この辺についてはどのような考え、私は非常にこの言葉が曖昧な言葉で言っているから、もう少し重みのある言葉で締めたらいいのじゃないかと、こういうことなのです。どうぞ。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 赤川代表監査委員。 ◎代表監査委員(赤川廣喜君) 議会選出の監査委員を御経験されてます議員におかれましての御指摘ですが、表現の仕方としてちょっと漠然に見えるという御指摘でございます。 非常にすぐ改善を要する、すぐ修正を望むというときには少しきつい口調で書きますが、これも注意しなさい、あれも注意しなさいという表現がかえってピンぼけになるという御指摘なんですが、今後内容によって強く訴えるところは訴えるということにさせていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) 今共産党の玉村正夫議員、前田修治議員からもいろいろ受益者負担金のことで出ておりましたが、私はあくまでも受益負担の原則という観点からいけば、たとえ市長、副市長から監査のほうへ口が入ろうと何しようと、これはやはりきちっと襟を正していくべきだというふうに思います。この部分はどうでもいいんだと、この部分だけはとらなあかん、その弱者いびりみたいなことはやってもらったら困る。どういうことで監査から市長や助役、トップのほうからトップダウンしていこうが、それはやはり原則は原則として守らなかったら、行く行くこういう質問が続出してくるというふうに思いますので、その辺のことは答弁は要りませんが、十分注意していただければありがたいかなというふうに思います。 赤川代表監査委員には私から質問するというふうに私も思ってなかったのですが、このことについては今申し上げたとおり、やはり少しのことでも節約していく、市長が常々電気は何%前年度、現況において何%節約しましたよと、こういうふうな話をよく議場で聞くんですね。だから、そういうことを鑑みますると、やはりこの22冊がどこにあったのかなということも考えていただけなけにゃあならんと。ということは、余分にというんですか、言葉は失礼ですが、そんな無駄な印刷はする必要ではないんではないんかなというふうに思いました。正誤表については先ほど申し上げたとおり、やはり訂正を議員のテーブルへ置いてもらえば十分だと。それで問題があるんなら、また問題は問題として検討すればいいと思うんですが、今までかって丸ごと一冊変えたと、ほんの一部分でね、こういう例は余りなかったんじゃないかなというふうに思いますので、その辺は十分考慮していただきますように要望いたしまして質問を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) 今多くの議員の皆さんが代表監査委員に質問をされています。実は私も後ほど、あしたになるかもしれませんが、一般質問でスポーツ施設の有料化に対する質問をさせていただきますけど、基本的にきょうは代表監査委員が公平性の原則ということについて答弁をされました。利用する人と利用しない人の公平性、それはいろんなことを考えれば普通の施設はそうかもしれません。 例えば、そこで公園についてに対してはどう考えますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 赤川代表監査委員。 ◎代表監査委員(赤川廣喜君) 公園につきましてはフラットな、厳密に言えば外灯もあれば電気料が少しは使っておりますが、体育館みたいにこうこうと電気ともって、光熱費が皆さんの税金で賄われるという、特定の市民のためにということも批判に耐えられないということでありますので、公園というとフラットで、そんなに光熱水費等がちょっと比較にならないかなと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) 例えば公園でも、区画整理事業においてできた公園もあれば、町内の公園もあります。都市整備課が管理する公園、事業団が管理する公園。基本的には例えば公園の維持管理費を考えますと、万葉菊花公園も多分2,000万円近く、そしてこれからできる丹南総合公園も議会の質問の答弁に対しては4,000万円近くというような答弁がありました。 これから考えてみて、例えば今の前田議員の質問に対して、体育館またはそれに匹敵するような施設の減免解除した場合に600万円か700万円だという、そういう質問がありましたけど、それから見た場合、公園の維持管理というのはそれをはるかに超えると思う。 だから、本来利用する人としない人という、そういう公平性ということに対して、確かにナイターとかというものに対してはやはり受益者負担の原則というのは今まで旧武生時代からそういうふうにありますが、やはり本当に、例えば図書館、公民館、そういう社会教育を推進したり、いろんな教養を高める、そして健康を高めるスポーツ施設、このことをしっかりと吟味しながら公平性の原則ということに対してやはり監査としての意見を述べるべきではないかというふうに思ってます。どうでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 赤川代表監査委員。 ◎代表監査委員(赤川廣喜君) 図書館は有料でないと思います。ちょっと理事者のほうの答弁を求めますが、我々は何遍も繰り返しますが、特定の市民の方だけ皆さんの税金が、利益が供するというのは少し見直しなさいということで、弾力的に団体と協議して、それは執行部、理事者にお任せしておりますので、我々はちょっと公平性を守るために見直しなさいというだけで、あとは理事者のほうの政策的な判断になります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) 理事者につきましては一般質問で質問させていただきますので、それはいいですが、やはりこの有料化の施設の減免、いろんな施設の減免を見直しするという、試行的にやり出すというのは、理事者の答弁を聞いてますと、監査意見であった、その中で利用する人、しない人の不公平性がある、各地区の公民館でいろんなスポーツ団体、いろんな団体に対してそういう説明会をされてきました。よっぽど監査意見というのは重いのですから、そこらあたりについては公園が2,000万円も4,000万円もかかる、維持管理費で、そういうことを踏まえてやっぱり考えるべきではないかなというふうに思ってますので、理事者については一般質問で質問をしていきたいと思っています。 以上です。ありがとうございました。 ○議長(福田往世君) では、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 議案第55号から議案第63号までの9案の決算の認定案とあわせて議案第56号中の平成23年度越前市工業用水道事業会計の利益の処分については、10人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、閉会中の継続審査とすることにいたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 異議なしと認めます。 よって、本9案の決算の認定案とあわせて平成23年度越前市工業用水道事業会計の利益の処分については、10人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、閉会中の継続審査とすることに決しました。 お諮りいたします。 ただいま設置されました決算特別委員会の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、安立里美君、吉田慶一君、三田村輝士君、題佛臣一君、中西眞三君、大久保恵子君、前田一博君、伊藤康司君、前田修治君、玉川喜一郎君、以上10人の諸君を指名いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(福田往世君) 異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました10人の諸君を決算特別委員会委員に選任することに決しました。 ここで決算の認定案に対する理事者の質疑が終了いたしましたので、説明のための出席者のうち赤川代表監査委員には、この後議事について退席をしていただいて結構でございます。お疲れさまでございました。 では、暫時休憩いたします。 再開は午後1時といたします。       休憩 午前11時28分       再開 午後 1時01分 ○議長(福田往世君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ================ △日程第11 議案第64号 ○議長(福田往世君) 日程第11議案第64号越前市母子家庭等医療費の助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。 本案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三議員。 ◆(中西眞三君) ただいま議案となっております64号についてお尋ねしたいと思います。 まず、今回改正に伴いまして主要改正点並びに改正に伴う対象家庭は一体何世帯ぐらいあるのか、お教えいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 伊藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(伊藤修司君) まず、今回の改正の内容でございますけども、児童扶養手当施行令の一部が8月1日から改正されておりまして、その児童扶養手当の支給要件の中に、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律という法律がございますが、この中で配偶者から暴力、いわゆるDVでございますが、これを受けたことで申し立てをすることによって裁判所から保護命令を受けることができます。その場合にもこの児童扶養手当の支給の対象になるということが、施行令が改正されて加えられました。 これにあわせまして、この児童扶養手当に準じております越前市母子家庭等医療費の助成に関する条例、これにつきましても医療費の助成対象にその裁判所からの保護命令が出された場合を加えるというような改正でございます。 また、それに基づきます必要な経過措置、それから題名をこの際ひとり親家庭に改めるというものでございます。 それからもう一つ、対象者でございますけども、実はこの保護命令を裁判所から受ける配偶者につきましては市のほうでは把握はできません。福井地方裁判所の武生支部に問い合わせをいたしましたところ、保護命令を出した件数については教えられないけども、支部管内におきます昨年の23年8月から本年、24年7月までの間の申し立てをあった件数は2件というふうに数を聞いております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 対象、昨年の事例で見ると2件ほどということで、こういう事案はできるだけ少ないにこしたことはないなというふうに思います。 ただ、今回改正に伴ってといいますか、いろんな事情があるんですけども、今回お配りいただいた改正資料の中にも書いてあったわけですけれども、ひとり親ということで、例えば配偶者が母子であっても父子であっても離婚という一つの手続をしないと対象にならないという事案もあるらしいんですね。 ついて、今回は配偶者からの暴力やさまざまな理由によって家庭環境の崩壊がやむなく起き、実質越前市におけるひとり親家庭になったというふうな状況においても、配偶者からの離婚手続が何らかの理由により拒否された場合、また法的にひとり親となり得ない世帯においては、対象になるのでしょうか。この点、ちょっと教えていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 伊藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(伊藤修司君) あくまでも先ほど御説明させていただきましたけども、今回の改正につきましては離婚手続の関係、離婚手続に関係なく裁判所からの保護命令を受けたということが事実があって、それによって医療費の助成の対象にするというものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) それはわかりました。裁判所からの命令でということでわかったんですけど、それに伴うことでの質問なんですが、今回母子家庭等医療費ということですけども、先ほど市のほうから児童扶養手当受給者のしおりという資料をいただきました。この手当の場合ですけども、先ほど言いましたように父母が婚姻届を解消し、現に父母が婚姻をしてない児童のいる家庭、こうした実質ひとり親家庭などに、配偶者の世間体やまた名誉、プライドの地位のために離婚手続ができないひとり親家庭にも助成することも必要かというふうに思います。 そういった意味においての児童扶養手当の支給について、いま一度お尋ねしたいというふうに思うんですが。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 伊藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(伊藤修司君) 児童扶養手当のことで、今回の改正はひとり親家庭の医療費の助成でございますが、この条例をごらんいただきますと、法律上婚姻関係等にありましても、子供が一方の親から引き続き1年以上遺棄されていると、遺棄というのは遺族の遺に棄という漢字を書きますが、こういった場合についてはひとり親家庭に該当するというふうな規定がございまして、今議員御指摘のような状態にある場合もひとり親家庭に該当することができる場合があります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) できる場合があるということですので、そこら辺等、実態をよく精査した上で、実質ひとり親家庭であれば極力手当が支給できるようにひとつしていただきたい。 ただ、先ほど今部長が言われた条例の文章をこの9月議会の当初にお配りいただいたのですけれども、ちょっと今手元にないのですけども、そこにはそういうふうな父母が婚姻届を解消しない場合はできないというふうなことが書いてあったかと思いますので、その点弾力的な対応をしていただきたいと強く要望して終わりたいと思います。 ○議長(福田往世君) 質疑を終結いたします。 議案第64号については教育厚生委員会に付託いたします。  ================ △日程第12 議案第65号 ~ 日程第14 議案第67号 ○議長(福田往世君) 日程第12議案第65号土地明渡等請求調停事件に係る調停についてから日程第14議案第67号工事の請負契約についてまでの3案を一括して議題といたします。 本3案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 質疑を終結いたします。 議案第65号、議案第66号の2案については産業建設委員会に、議案第67号については教育厚生委員会にそれぞれ付託いたします。  ================ △日程第15 議案第53号 ○議長(福田往世君) 日程第15議案第53号平成24年度越前市一般会計補正予算第4号を議題といたします。 本案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) ただいま議案となっております議案第53号につきましてお伺いをしたいと思います。 まず1点目ですけれども、歳出予算の12ページですけれども、園芸振興対策事業ということで1,334万円ということでございます。この事業は2本立てになってるということで御説明を受けておりますけれども、1つ目として新規園芸就農者支援事業補助金に104万円を計上しております。 パイプハウスの整備として事業費520万円のうち5分の1を市が補助するとお聞きをしましたが、このパイプハウスの規模と強度はどうなっているのか、まずお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) パイプハウスの規格でございますが、間口が6メートルで、奥行きが45メートルのハウスを2棟整備するものでありまして、直径31.8ミリのパイプを使用し、ダブルアーチ補強の耐雪構造となっております。このハウスで栽培する品目は、春トマト、秋キュウリを計画をされております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) この耐雪型ということで今お聞きをしました。2棟分ということで。 これ新規就農者ということですから、全く初めての方がやられるんじゃないかなと思うのですけれども、それは間違いないですね。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) はい、新しく園芸に取り組むという方でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) これ園芸振興対策事業ということで、これから園芸の就農者、新規の方がついていく事業ということで非常に意味がある事業だなと私は思ってますし、またどなたか質問をされていると思いますけれども、園芸の就農者というのは後継者がだんだんいなくなるという問題が出てきておりますし、やはりこういった事業、これからどんどんと支援をしていただきたいなと思っております。 次に、2つ目の園芸産地総合支援事業補助金に1,230万円を計上をしております。これもハード事業とそれからソフト事業があると説明を受けましたけれども、まずこのハード事業ということで、これは生産者トマト部会へH鋼ハウス整備として事業費2,400万円のうち県が3分の1で800万円、市が6分の1で400万円、トータルで1,200万円とお聞きをしております。 この整備事業の規模と採算性をお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) この事業の規模でございますが、既存の18メートル掛ける108メートルのH鋼ハウス一連について、その補修をするというのが内容であります。 それから、採算性でございますが、この整備事業の採択に際しましては、市では整備後の収支等、経営計画の提出を求めておりまして、県とともに本計画の審査をした結果、機能改善に伴う収量アップと品質向上が図られるということから、収益力の向上が見込めるというふうに判断をしたものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 補修ということでかなり古い建物を補修されるんだなと思うのですけれども、そこでその設備をされる内容というのですかね、設備投資の内容をお聞かせいただきたいなと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) 今のH鋼ハウスの覆っております周りを全部新しく変えるということが主な事業でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) かなり大きいH鋼のハウスだということでございますので、十分今部長がおっしゃったように採算性はとられるということでございますので、それは理解をいたしました。 次に、もう一つこの事業として、ソフト事業ということで、これはJA越前たけふに委託するのかと思うのですけれども、このソフト事業として市場調査そして生産向け研修として、事業費60万円のうち県が2分の1の補助金30万円ということだと思いますけれども、この市場調査の目的と生産向け研修の内容をお聞かせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) このソフト事業につきましては、トマト、キュウリの産地形成を目的としまして契約栽培体制の確立を図るために、生産者に対し指導的な立場にあるJA越前たけふが事業主体となっておりまして、本年度から3カ年の計画で取り組むものであります。 この事業は、園芸農家のレベルアップや円滑な選果場運営を目指した研究、研修活動、そしてブランドの確立や販路の開拓などの普及活動を主な内容としております。 本年度につきましては、県外への選果場や種苗会社への先進地視察研修、あるいは地元での普及活動を計画をしているところであります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 今部長の御返答で3カ年計画でありまして、ブランドの拡大ということでありますので、非常に園芸に対しての、さっきも言いましたけれども、非常にこちらのほうも水稲と同じようにやはりどんどんとPRしていただいて、就農者が一人でもやっぱり生活ができるというような形にしていただきたいなと思っております。これは要望としておきます。 2点目としまして、14ページでございますけれども、市東部集中豪雨復旧復興事業1,050万円についてお聞きをしたいと思います。 この事業の1,050万円のうち、越前和紙産地緊急支援事業補助金は補助対象経費見込み額が1,200万円の3分の2、800万円を計上をしております。 この中で、補助経費見込み額について御説明いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 清水産業審議監。 ◎産業審議監(清水俊行君) ただいまの和紙の緊急支援でございますが、まず県のほうで越前和紙の事業者に対する生産設備の復旧支援事業というのをしていただいてます。それは被災した機械設備の更新、修繕に要する対象事業費の上限額を450万円としています。したがいまして、補助金は300万円が上限となりますが、それを超える、特に大きな被害を受けた事業者の復旧の経費及び、浸水被害はなかったんですが、この豪雨によりまして水が濁ったということで、それによるろ過器などの修繕経費がございます。そういうものを今回の市の支援事業の対象にしておりまして、機械設備被害などをもとに補助申請額を見込んでいるというところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 今機械設備で450万円を超えるということでお聞きをしました。 この事業の対象となる事業者は、今現在たしか受け付けをされていると思うんですけれども、今どれぐらい数なのか、お聞きをしたいなと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 清水産業審議監。 ◎産業審議監(清水俊行君) まず、ただいまの、途中でございますが、当初の私どもの想定といたしましては、450万円を超えるような被害を受けた事業者については6社程度というふうに見込んでおります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 今6社ということでお聞きをしました。 そういうことで、今回の豪雨で被害状況なんかも議員全員がお聞きをしております。工場、倉庫浸水が66事業所のうち33事業所だと、そしてまた被害件数が29事業所で、被害総額が1億2,600万円。主に機械、設備、材料とか、製品等々、大きな被害が出てるわけでございます。 そこで、この復旧復興事業として市の補助が私は少し若干少ないのではないかなと思ってるんですね。そのことについてお答えをいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 清水産業審議監。 ◎産業審議監(清水俊行君) まず、今回の被害によりまして、とにかく廃業をするという方が出ないようにという、そういう対応をしていくことが大変重要であるというふうに考えました。今議会に提案をさせていただきました和紙産地緊急支援事業の対象にしています生産活動に必要な機械設備の、推定になりますが、被害額は和紙組合の調査で5,800万円程度というふうに推計をしてございます。その5,800万円の被害に対しまして、県のほうでは先ほど申し上げました支援に対して予算としては3,000万円を組んでおりました。市ではそれに加えまして、甚大なる被害の対象にして800万円を予算化を、上程をさせていただいた。そのほかにも県のほうでは和紙の原材料の共同購入、これから和紙原料を買うということに対しましても1,900万円余りの支援をする見込みでございます。さらに、その補助だけでなくて、金融的なものでも利子補給だとか、信用保証の補給だとか、そういうものをあわせて支援をさせていただいているというところでございますので、県と市連携をして、しっかりその早期の復興に努めたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 川崎俊之君。 ◆(川崎俊之君) 非常に今のわかりやすい説明、ありがとうございました。 そういうことで、こちらの和紙関係はこういった被害で済んでするわけですけれども、やはり被害件数、被害総額の中にはやはり繊維工場とか、酒造工場などが含まれていないということで私ども説明を受けました。実際に被害は大幅にふえているはずだと思っております。先ほど清水理事がおっしゃったように、やはり本市の支援はもとより大事なんですけれども、やはり県と国としっかりと連携をとっていただきまして、早急に援助ができるような体制をもっともっと強化をしていただきたいと思います。これは要望としておきます。 以上、私の質問を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 同じく議案53号平成24年度の9月補正予算についてお伺いをしたいと思います。 同じく12ページに、地球温暖化防止対策事業の中に市太陽光発電推進協議会の負担金100万円が計上されておりますが、この協議会の目的とそれから100万円の負担金の内訳をお聞きをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) この協議会の目的でございますが、地球温暖化防止及び再生エネルギーの普及拡大のために、市内の太陽光発電設備の普及推進策を検討するということにして、主に家庭、事業所への普及促進策の検討と公共施設の発電事業者への屋根貸し事業化に向けた検討を行うということであります。 それから、補助事業100万円でございますが、50万円は県の補助を受けるということで、具体的にはこの協議会の運営の中の運営費に充てるということでございます。いろいろアンケートをとるための通信運搬、あるいは印刷製本とか、さまざまな普及啓蒙を図るための経費とか、そういうものに充てるという予定をしております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) わかりました。 この協議会ですが、7月に設立されたかと思うんですが、この協議をして、いつごろ結論を出される予定なのか、そしてこれは今年度だけの協議会でなく来年度からも継続するものなのかどうか、お聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) この協議会は今お話しした目的を事業化、実現化に向けて検討をするということでございますので、一応本年度いっぱいを目標にしております。ただ、今後どういうふうにしていくかということは、またその協議会の中でちょっと検討をさせていただきたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) わかりました。実用化に向けた協議をして、今年度いっぱいには結論を出したいということで、その内容についてはわかりました。 今市内の市民に対する太陽光の普及、これはもう個人、企業含めてということですが、それついては今も既に補助金等で普及を図っているかと思うんですが、個人普及、それとは別な視点で考えているのか、どのようなことを目指すのか、お聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) 今の個人の普及に関しては今430件ばかりありまして、今現在で、ことし80件ばかりの申請がございます。越前市は議員も御存じのように上乗せの補助、いわゆる省エネ設備等で上乗せの補助をして強力に推進を図っておりますので、その事業でまずある程度進むであろうというふうに思っております。 それから、個人の普及の場合にいろいろ御心配事がございます。初期投資がかかるとか、あるいはメンテナンスが心配だとか、さまざまな心配事がございますので、その協議会の中でそういうさまざまな心配事に対する検討をして、それに対する普及啓発も図っていきたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) わかりました。今取り組んでいるのに、さらに今アンケート調査なんかしているようですが、そういった中から出てきた課題を必要な整理をして、そしてその上でさらに推進するという視点でよろしいんですかね。わかりました。 2つ目の目的として公共施設の屋根貸し、これは再生エネルギーを取り組んでいる事業所等に貸すということなんですが、そういう民間に貸し出すメリットとそしてその相手方はどういうところを想定をしているのか、お聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) まず、公共施設の屋根貸しにつきましてですが、市が設置をしますと、設置費用を持たなければいけないと。さまざまな補助事業もございますが、その費用対効果の問題があって、その受け皿となる事業者がどういう形で受け皿となるのかということもその協議会で検討していきたいと。日本国内では、ファンドをつくったり、NPOが中心になって受け皿をつくったり、さまざまな取り組みが今始まっておりますし、いろいろ検討されておりますので、そういうことも含めてどんな方法がいいかというのを協議会で検討していきたいということが一つ。 それから、市の投資がなくても、そういういろんな人たちのお力をいただいて公共施設に太陽光発電が普及をしていくということは、具体的に公共施設の中でそういう事例がいっぱい出てくるということでございますので、それは非常にいいことだというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) それでしたら、この屋根貸しの施設については、今おおむね方向性が出てるところだけでいいんですが、どのような施設を想定しているのかということとか、あるいは費用とか貸出期間、この点についてはどの程度の今検討をされているのでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) 屋根貸しの場合は、できるだけ設置経費が安価であるというか、過分な設備を要しないものというふうに考えております。例えば平場ですと、架台をつけなきゃいけないということで、従来架台をつけた場合はかなり設置費が高くなるということで、架台の要らない、そのまま設置できるような屋根で、しかも南向きとか、あるいは雪が降りますので、その下に雪が落ちた場合の対策で問題ないとか、そういうさまざまなところを今抽出をして、ある程度抽出しておりますし、大体おおむねつかんでいるところであります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) どのような施設を選定するのかはおおむね絞り込んで、これからさらに詰めるということなんでしょうが、費用とか期間とか、あるいは相手方、受け皿で、今おおむね議論されて方向性が出てる点があったら教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) 今議員の幾つかの課題について協議会で今詰めておりまして、今後もうちょっと詰めていきたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) これ公共施設の屋根をこれから貸していこうということなんですけど、今言ったように設置費用が要らないと、民間でやれば、そういうふうになれば、市にあった、市に指針がありまして、新エネルギー及び省エネルギー機器の導入指針、これは6月議会において部長、この協議会の議論が進めば見直すことになってくるんだろうというふうな答弁もいただいたところですが、そうすると、今後公共施設新しく新築するとか、あるいは耐震化等での改修、改築、大規模改修のときに、結構有利な補助事業なんかもあったりするんですよね。小学校とか中学校なんか結構有利な補助金があるんですよね、国のほうでは。 だから、その方向性として、これからどっちのほうに向かっていくのか、あるいは両方にらみでメリットの高いほうを選ぼうとしているのか、そこらはどうなんでしょう。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) 補助金が今もありますし、いろんな今後検討されるかもしれませんが、それにしてもある程度設置費に対する市の負担が要ると。当然議員も御存じのように、そこで使った電気と売電する電気は価格が違いますので、いわゆる費用対効果でどれくらいペイできるかという期間も変わります。もちろん設備の規模によって事業費が変わりますので、そこら辺等ひっくるめて協議会の中で一遍検討していきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) いずれにしても協議するということなんですが、そうしますと、今これまでの指針の中では、市が公共施設に太陽光設備を設置するのはイメージアップであったり、地域の教育に資するということになってたと思うんです。 これから屋根貸しが、今これからどちらかも協議されると思うんですが、屋根貸しが主流になったときに、イメージアップとか、あるいは地域への教育、そういう視点はどう捉えていくのか、お聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) この屋根貸し事業によりまして市内の公共施設に太陽光発電が広く普及されるということは、私はイメージアップにまずつながると。それから、環境教育、これも当然屋根貸しであっても、公共施設に太陽光発電がつきますので、学校含めて、そうすると当然環境教育にも活用できるというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) わかりました。じゃあ、今幾つかお聞きしましたけど、できるだけそういうところにつながるような形でしっかり協議会では議論いただきたいなと思います。期待をしております。 それから、次ですけども、補正予算書の14ページ下のほうに市東部集中豪雨復旧復興の事業として農業施設災害復旧工事費が計上されております。 2,500万円なんですが、これの具体的な工事箇所、内容をお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) 2,500万円の内容でございますが、農業施設災害復旧工事費で国の災害補助事業に対応するのが1,700万円で、農地が5カ所、施設が2カ所、それから国の補助事業に対応できない市単独の事業として800万円、農地が10カ所と施設が6カ所でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) できたら、その箇所を教えていただきたいなと思います。 それから、今補助事業と単独事業というお話があったと思うんですけど、その違い、それから中には事業に乗らない事業もあるかと思うんですが、その境界、それは地元でお願いしたいという線とそれから単独事業に乗せますかと、あるいは補助事業が受けられる、その境界をできたら、わかったら教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) まず、箇所ですね。全部。 まず、補助事業の農地5カ所でございますが、入谷町、蓑脇町、南坂下町、中印町、八石町でございます。 それから、施設2カ所は中印町と八石町でございます。 それから、単独事業のほうの農地10カ所は入谷町、中居町、蓑脇町、桧尾谷町、南小山町、北小山町、南坂下町、中印町、八石町、大平町でございます。 それから、施設6カ所、これは入谷町、中居町、桧尾谷町、南坂下町、中印町、島町でございます。 それで、事業の国庫補助、災害補助になるかどうかのあれでございますが、事業費で分けておりまして、40万円を超えるものに対しては国の災害復旧事業として対象になります。それ以下については、市の単独事業を今拾い上げてますが、それは20万円を超えるものを市単独事業として考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) ということは、20万円以下はちょっと事業としては成立しないというような認識でよろしいんですかね。ありがとうございます。 これの地元負担はどのぐらいなんでしょうか、お聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) まず、農業施設災害復旧工事の国の補助事業の場合ですが、地元負担金は25%、農地の場合ですね。それから、施設の場合が17.5%でございます。 それから、市の単独事業の場合ですが、農地が地元負担金30%に、施設が15%。これは土地改良事業の地元負担金に連動しております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) このような補助事業については施設が17.5%で、農地が25%ということですが、激甚になるとまた変わるということですので、ぜひそういう働きかけも強化をいただいて、地元負担が軽減するように働きかけをお願いしたいなと思います。 この農業施設、今重要なのは、じゃあ来年の作付がどうなのかということなんですよ。まず、そこら工事の終了に合わせて来年の作付作業ができるかどうかというのは、非常に農家としては心配なところです。それが一点ですので、お聞きしたいと思います。 それから、もう一点は、環境農業を行って、普及やってまして、秋から秋起こし、それから冬水田んぼということになりますよね。 このあたりはなかなか厳しいと思うんですが、それを想定されるのか、あるいは既に申請をされているところはできるだけ優先をしていくのか、そこらの配慮はどう考えているのか、お聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) まず、春の農作業に間に合わせたいというふうに今考えております。 それから、今議員御指摘のいわゆる冬水田んぼ等々の国の補助事業に手を挙げている農家の皆さんの圃場、これについては一遍精査をして、できるだけ対応できるかどうか検討させていただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) なかなか期間が短いので、無理なことをお願いしてもなかなかかなと思いますが、一度状況を見て、聞いていただけるとありがたいなと思います。 次に、資料、補正予算の16ページ、ここは林業施設の復旧工事が2,900万円計上されております。これについても中身、内容についてできたら詳しくお聞きをしたいなと思います。よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) この2,900万円の内訳でございますが、まず国の災害補助対象になる路線が林道で2路線ございます。大滝中印線と味真野線でございます。 それから、市の単独事業ということで復旧しますのが、林道が14路線、千合谷線、石休線、奥山線、奥の谷線、宮の下線、大滝中印線、大滝線、西奥谷線、不老線、八石大滝線、上月尾線、八幡線、別印谷山線、中居八ツ杉線、以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) これは地元負担があるのかどうか、お聞きをしたいのと、それから工事はいつごろをめどに検討されているのか、お聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) これは市のほうでやりますので、地元負担はございませんが、ただ議員も御存じのように、山の中でかなり災害が厳しい状況でございます。できるだけ早目にと思っておりますが、まだめどはしっかりついてございません。ひょっとしたら繰り越しになる部分もあるかもしれません。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 精いっぱい取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。 もう一点、最後に、これは治山施設災害復旧工事340万円の内容についてもお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) 340万円の内訳ですが、これは小規模治山工事で4カ所でございます。入谷町と余川町と大平町と中印町でございます。 ちなみに、地元負担金は15%でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) これもきっと山の中ですので、大変な工事になるかと思いますが、精いっぱい取り組んでいただきたいと思います。 以上で終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 同じく53号24年度一般会計補正予算から質問いたします。 12ページの地球温暖化防止対策事業100万円の質問をさせていただこうと思いましたが、今の三田村議員でかなりの答弁がされましたので、わからない部分だけちょっと質問させていただきます。 今回のこの協議会の事業内容は今三田村議員への答弁でわかりましたけれども、構成メンバーがどのようなメンバーで、何人ぐらいでされているのか、そして先ほど協議会が今年度いっぱいで、それがさらに答申を得て実用化していくための協議会ということをお聞きしましたが、そのメンバーでどのような形の回数を開いてやっていけるのか、ちょっとお聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) まず、協議会の構成メンバーでございますが、学識経験者、それから関係団体、それから太陽光発電の設置事業者、金融機関、行政機関等で構成をされております。18名の委員に県のオブザーバーが入ってございます。 回数ですが、年度内に方向性を持つということで、全員が集まるのは三、四回程度、それ以外に各専門の部会というんです、関係者が集まって個々の煮詰めをしていくという会合を持とうというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) この事業は足利市から始まって、もうあそこは4月から事業として動き出している。そして、あそこはもうどのぐらいの利益が出るかも試算されてますよね、五百何十万円って。そういう形で神奈川県でももうかなりの形で動いている。しかし、先ほどお返事の中にあったように、全くNPOとか、それから普通の団体に貸すことによって、無償で貸し出ししてという形の事業体もありますよね。どこでしたっけ。飯田市とか、東近江みたいに。そういうことを考えると、この協議会の中でどっちの方向性へ向いていくのかというのはすごい大切な方向だと思うんです。 足利の方へ向くのか、飯田なんかの方へ向くのか、その形をやはり越前市として方向性を持っていかなければ、皆さんの答申の中で、はい、決めましょうではいけないと思うので、越前市としてはどっちの方向を向いているのでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) 今議員もいろいろお調べになって、ある程度御存じだろうと思うんですが、飯田市の場合は長年の環境の取り組みをされていて、大きな地域の金融機関をベースとして、大きな地域のファンドというんですかね、組織ができておりまして、かなり実績がございます。これは飯田市に限らず、全国の再生エネルギーのさまざまな支援もされております。それから、足利とか、神奈川県のように、大きな大都市が対象の場合は設置する箇所がかなりたくさんあるわけですね。いわゆる事業としてもパイが大きいということで、かなり運営効率的にも見えるというか、ちゃんと先が見えるという取り組みで始まっております。 福井県は、越前市においてはどれぐらいの設置数になるかというのも経営の全体の影響もありますし、今協議会の中に福井県で環境、特に太陽光発電で先進的な取り組みをしている福井の大きなNPOも入っておりますので、全国のさまざまな事例をもとに、越前市として何ができるか、どういう方法があるかというのを協議会でしっかり煮詰めていきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 今部長がおっしゃったように、方向性ってきちっと決めていかなければ、やったはいいけど、中途半端な形で終わってしまうということもあり得るわけですよね。そうなると、あれは何だったんだということにならないように、やっぱり越前市というのは雪国ですから、足利とか、それから神奈川県がやっているような形はなかなかまねできないと思うんですけれども、越前市としての取り組み方というのは、考えていけば、これから先きちっと考えられるのではないかなと思うので、その辺をきちっと考えて、やはりこれすごい先進的な取り組みですし、なかなかここまで市が企画してやっていくというところはないと思うんです。そのためにも、ぜひ頑張ってやっていただきたいというのと、それからやはりいろんな資料を見てますと、デメリット、かなりあるんですね。耐震性のこともありますし。そういうことを考えたときには、そのこともしっかりと踏まえた上で協議会を開く。 今回のこの予算の中に講師を呼んでいろんな学習会をするというのがありましたけれども、できたら市民もある程度巻き込んでいただいて、講演会とか講習会とか開いていただけるとうれしいなと思うんですけど、その辺はどうでしょう。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) 議員の御意見もぜひ参考にして考えたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) ありがとうございます。ぜひいい方向で前向きに向かっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それからもう一つ、14ページのまちなか再生事業補助金についてお聞きいたします。 これの内容をちょっとお聞かせください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 清水産業審議監。 ◎産業審議監(清水俊行君) まちなか再生事業でございますが、今回府中まちなか博物館が現在認定をされております。それを今回新たに7館、認定をさせていただくという事業でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 先日ちょっと資料いただきましたけど、7館、まちなか博物館として、今まであった博物館にプラスアルファということですよね。 これ、市民がなかなかわかってないという部分と、それからこの博物館を認定する理由というか、メリットというか、それは何でしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 清水産業審議監。 ◎産業審議監(清水俊行君) もともと中心市街地の中でいわゆる旧武生らしい建物だとか、それから営み、営業、そういうものを活用して市民の方にも知っていただく、それからよそから来た方にも知っていただく、それで越前市といいますか、旧武生のいいところを知っていただくというのが目的でございましたので、今回もそういう観点から、建物だったり、営みだったりというのを、主に建物になりますが、そういうものを認定をさせていただいたというところでございます。残念ながら、前回18館、認定されて、商いの廃業だとかで3館、辞退を今回されてますが、それには全体で、ですから22館になるという形でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 昔の建物なり、産業を認定するというのはすごいいいことだと思うんですけれども、要するに市民が自分の町のものとしてその博物館を誇りに思えるような形をこの自治体、行政のほうがつくっていかなければ、ただ認定するだけでは何の意味もないと思うんですよね。やはりそこにそういうものがあるということをみんなが知って、そこに足を運ぶ、そのことによって初めて博物館としての値打ちが出てくるんじゃないかなというものが一つと、それから歩いている人がほとんどいないこの越前市の中で、どうやってそこに行っていただくかということも課題の一つだと思うんです。 今回一般質問の中でちょっと歩くまちづくりというのを入れますけれども、人が歩いて初めてそこの町のよさを知るということもありますので、その辺も検討しながら、博物館を認定したけれども、それをさらに市民に広めるために何ができるか、何を今しようとしているかというのがあったら、知らせてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 清水産業審議監。 ◎産業審議監(清水俊行君) おっしゃるとおり、認定するだけではだめで、いかに知っていただくかという形になります。ホームページ等で紹介するのは当然ですが、今回新たに、現在取り組んでおりますが、スマートフォンで町の中を歩けばそういう観光情報が見れるというのを今実際取り組んでます。情報を今作成中です。その中に、この近辺にはこういうお宅があって、こういう特徴があると、そういうような紹介ができるような観光情報ナビシステムというのを今開発中でございまして、そういうものを利用しながら皆さんにできるだけ広く周知していきたいというふうに思っています。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 今私たち要するに福井県内に住んでて、私個人として三国に何回も足を運んだりとか、大野へ行ったりとかするんですね。もう一回行ってみたいなというものがそこにある。それが本当の観光だと思うんです。県外から人を寄せるのではなくて、県内にいる人たちがちょっとした1時間や30分の時間でそこに行って楽しめるようなリピーターをふやしていく、それが本当の観光のあり方じゃないかなと思うんですね。 ですから、ぜひこの博物館があるという、その歴史を持った越前市というのはすばらしいことですので、これを県内のリピーターがふえるような、そんな形の観光事業にしていただきたいと思いますので、これは要望しておきます。 以上で終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) 14ページでございますけども、社会教育費の文化費ということで、文化財保護事業の250万円ですか、委託料でございますけども、これは樹齢1,000年ですか、桜の木の補修ということでお伺いをしたわけでございますけども、一つは文化財という、その定義がこの桜の木に当てはまるのかどうかという。これまでの感覚でございますと、つぼとかびょうぶとか掛け軸とか、そういうもの。 桜というのはある意味生きているもので、植物といいますか、生きているものに対し文化財という当てはめ方は、これは適当なのかどうか、まずお聞きをいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 橋本教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(橋本弥登志君) 今お尋ねの薄墨桜でございますが、これは県の指定文化財でございまして、昭和45年に指定をされたものであります。お尋ねの生きたものといいますか、樹木といいますか、そういったものが妥当かどうかということなんですが、こういった分類はたくさんございまして、越前市の文化財でもありますので、妥当だと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) それで、250万円の予算ということでございますけども、これはいろいろ樹木医であるとか、県との協議というようなことで算出を、積算をしたということでございますけども、これがいろんな事例がほかにあってのこの予算の立て方なのかどうか。 なかなかこれちょっと250万円と言われてもわからないというか、これの根拠、これについてはどのように私たちは考えればいいのか、お伺いいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 橋本教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(橋本弥登志君) この今修理をいたします桜でございますが、花筐公園の中腹といいますか、かなり高いところにございまして、結構斜面がきついところにございます。そういったところにありますので、その修復には作業用の足場、仮設ですね、そういったものがかなり必要になるというようなことであります。そういった作業用の足場が、この金額の大半ではありませんが、半分近くを占めておりまして、その後枯れた木を切断をしたり、支えたり、今後さらに保全するといった意味で保護材を塗ったり、そういった覆いをするとか、そういったものもございますので、そういった費用にこの250万円を充てていきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) いろいろなその現場現場といいますか、その木が立っている周辺の環境といいますか、そういうようなこともあるかなと思うんですが、私は実際にこの金額としてその木の切断というんですか、伐採であるとか、保護するとか、そういういろんな積算の単価というんですか、そういうものがどういう事例をもって行われたのか、それをお聞きをいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 橋本教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(橋本弥登志君) どういう事例と申しますか、やはり今公共工事で使われています統一的な単価を足場とか消毒液、今後保護するであろう薬剤、塗布といいますか、薬剤などの単価を、そういったものを当てはめてこのような集計をしていると、積み上げをしているという状況でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) それと、これ委託料ということになっているんですけども、これ今いろいろお話を聞いてますと、工事請負という項目のほうが私は妥当ではないかというふうにも思うんですが、その辺についてのお考えがあれば、お聞かせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 橋本教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(橋本弥登志君) 工事のように何かをつくり上げるといいますか、形をつくっていくという場合ではなくて、今回は天然記念物の樹木を保全していく、そのままの形を残すというような業務でございますので、委託料のほうが妥当であるということで、今回委託料に計上というふうになりました。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) それと、これはこの辺雪国でございますので、当然冬期間になれば、またいろいろ工事等も難しくなる部分もありますので、この期間のめどということ、それから請負のこの業者の選定の仕方、これどういうふうになっておりますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 橋本教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(橋本弥登志君) 今回お認めいただきまして、大至急発注の準備に入っていきたいというふうに思っております。できるだけ雪の少ない、降雪時期にかぶらないような時期に修理をしていきたいと考えております。 業者選定でありますが、造園業というところで考えてございますが、市内の登録業者での入札といいますか、そのようになるのではないかと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 川崎悟司君。 ◆(川崎悟司君) なるべく樹齢を1,000年という、非常に薄墨桜、今後とも市民のシンボルとなるようなことで、しっかりと工事のほうもお願いをいたしたいなというふうに思います。 以上で終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 私も補正予算の16ページ、14災害復旧費、15工事請負費について、340万円についてお尋ねしたいと思いますが、この件については先ほど三田村議員が質問されましたので、内容はわかりました。ですけども、今回工事箇所が余川、入谷等、4カ所ののり面の復旧ということであります。ただ、こうしたところは過去において同じような土砂災害を受けているわけです。過去においてそういうのり面等の復旧を必要とする災害が起きてるところでございますので、1度目は天災であっても、2度目以上になりますと、これは人災だというふうに思います。そういった意味において、1度目の天災が起きたときに万全なやはり治水対策ができなかったのかというふうに思います。そういった意味において、今回の補正予算340万円計上されておりますけども、非常に私は少ないのではないかなというふうに思います。人災にならないように、災害実態を十分調査された上、十分な予算を確保して、万全な治山治水といったものを推進しなきゃならないのではないかなというふうに思います。 こうしたより安心・安全な地域づくりをすべきでないかなというふうに思いますので、市のあるべき姿と対策をいま一度お尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 河瀬企画部長。 ◎企画部長(河瀬信宏君) ただいまの議員御質問でございますが、今回の市東部集中豪雨につきましては、まずは応急復旧工事などで7月補正、それから市独自の災害特別見舞金を8月補正、さらには今回9月補正で中小企業の支援等を含めまして総額で1億3,328万円を計上しております。今後も必要に応じ十分な予算を計上して、復旧復興に努めてまいりたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 総額としては今部長からおっしゃられたとおりでございますけども、治山治水という意味において、私はやはりそれが行政の役割だというふうに思っておりますので、主要な役割だと思っておりますので、今後とも万全な治山治水対策をお願いしたいというふうに思います。 そこで、これぜひ市長にお尋ねしたいというふうに思うんですが、先般9月4日の新聞報道によりますと、市長の定例記者会見において市長さんは抜本的な治水治山対策を計画的に進めていくのかという課題に対して、市長は福井豪雨の後、建設への地元合意が得られなかった箇所があった、住民の理解を得ながら推進に向けた取り組みが必要というふうに強調されて、そしてこの治山治水の抜本的対策へ強い意欲を示されたというふうな報道がなされておられました。 豪雨を受けた砂防ダム等を含めて、市長、改めて今議会において市長のお考えになっておられる治山治水への抜本的な対策、意気込みを市長の言葉からお答えいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 今ほど河瀬部長からもまず答弁ありましたとおり、7月、8月、9月とそれぞれの段階で予算措置を行っております。 それから、今後は当然再度の被害を防ぐための治山治水という対策が重要になるわけでありますけれども、これもやはり県と越前市の役割分担というものをしっかり位置づけながら連携して図る、それに国の御支援をいただいていく、こういうことが大切だと考えております。既に西川知事のところ、それから福井県選出の国会議員や関係省庁にも要請に回ってございまして、こういった中できょう午前中に西川知事が記者会見されておりますけれども、岡本川の災害対策事業につきましても今回福井県の9月補正予算に1億円余の予算計上を図っていただいております。この中には浸水対策工事の設計を行うことも位置づけられておりまして、今後県のもとでどういう対応を進めていくべきか、地元も交えての議論が始まるであろうというふうに私どもは認識をしております。当然この中に越前市も参加をして対応を詰めていくわけでございます。例えば岡本川であれば普通河川でございますので、市の役割ということも非常に大きな責務がございます。そういった一つ一つの取り組みを県や関係機関と十分役割を分担しながら進めていくということで、私はおかげさまで県や国の御支援もいただきながらこれまでは非常にやるべきことについて的確に進めていることができているというふうに認識をしている次第でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 今市長から御説明いただきました。ぜひそういう意気込みを持って万全な治山治水等、事業を展開していただきたい、また県と国と連絡を取り合って、県の役割また市の役割それぞれ担っていただいて、地域の安心・安全また防災に強い越前市をつくっていただきたいというふうに思います。 では、続きまして補正予算書6ページ、歳入の19繰越金5,388万5,000円について、今回の補正額について、繰越金の補正についてお尋ねしたいというふうに思います。 平成24年度の繰越金決算額は10億433万3,000円、補正前予算額が1億6,459万3,000円、そして今回の補正で繰越金の補正額として5,388万5,000円が計上されております。それで、今回の補正は基本的には12月までの必要額の補正だというふうに思います。 そうであれば、残った繰越未計上金7億8,585万5,000円の余りかと思いますが、この繰越未計上分をどのように使おうと考えておられるのか、お教えいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 河瀬企画部長。 ◎企画部長(河瀬信宏君) 繰り越しの未計上金の御質問でございますが、今回9月補正予算後の未計上繰越金7億8,585万5,000円につきましては、今後国の補正予算への対応、あるいは平成25年度当初予算と合わせた切れ目のない予算執行を図るため、市の単独事業などに予定してまいりたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 切れ目のない予算組みをというふうな等の今部長からのお言葉がありました。当初予算が当然あるわけでございますけども、それを消化していく上において、今回の繰越補正を組み込むという形になって、さらに残った7億8,000万円、これ12月補正でまた切れ目のない予算で組み込むと。これ、私はこういう使い方で果たしていいのかどうかというふうに思います。 それで、改めてちょっとお尋ねしたいんですが、平成24年度の当初予算かつ平成24年度の6月補正で組んだ総額の予算、これの予算執行率は何%になってますか、かつ支払い率ベースでの金額、パーセントはどのぐらいになっているか、教えていただきたいと思います。直近で結構です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 河瀬企画部長。 ◎企画部長(河瀬信宏君) 一般会計でちょっと御説明したいと思うんですが、一般会計の予算額は当初予算、24年度302億4,700万円に23年度から24年度の繰越明許費などを加えますと323億6,300円となります。この額に対する8月までの予算執行率は43%、また予算額に対する支出は25%となっております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 8月末での42%、支払い率で25%と。これ8月までですよね。すると、4、5、6、7、8と5カ月たっているんですよ。これで42%が執行率で、かつ支払い率が25%。こうした形で果たしていいのかということですね。320億円の一般会計予算ですけども、こうした執行率また支払い率ベースで、市民の税金も含めたお金が、やはりもっと執行率をアップし、かつ支払い率を市内の中に循環させるといったものを十分していないのではないかなというふうに思います。 ここら辺等、いま一度こういうデータの御認識について適正なパーセントだと思っておられるのかどうか。いよいよ9月は9月議会が終わったら半年になるわけですよ。そこら辺等、ちょっと改めてお尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 河瀬企画部長。 ◎企画部長(河瀬信宏君) 総額323億円の予算に対する執行率ということでございまして、この中には例えば人件費、扶助費、措置費含みますが、そういったもの、あるいは繰出金等がございまして、その辺につきましては年間を通した計画的な執行という形になろうかと。主に前倒し可能な予算といいますと、やはり普通建設事業費、あるいは一般的な備品購入等になろうかと思いまして、それを含めますと43%の執行率が低過ぎるということでは言えない、精いっぱい頑張っているというふうに私どもは捉えております。なおかつ、支出につきましても、これは普通建設事業発注いたしましても、あるいは前払い金等を加えてましても、工事期間、施工期間終了、完了、その後の支払いという手順を踏みますので、この支出額についても25%になっておりますのも、この予算の執行率からいうと低いと一概に言えるものではないというふうに認識しております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 12分の5が経過して、いよいよ今月は12分の6、半分になるんですね、9月終われば。今の部長のお言葉、経済対策、経済対策で市長を初め、もう本当に頑張って皆さん経済対策会議をやっていただいて、我々議員にもその指数は求人指数とあわせて力強い経済対策をやってますという連絡をいただいております。でも、今現実323億円、この9月議会補正が終わった後、規模的には350億円を超える……。失礼しました。今回の補正約1億6,600万円ですね。これが加わるという形になろうかと思いますけども、こうしたお金がやはり市内に循環させるといったのが地域経済の活性化につながるというふうに思うわけですね。 ですから、ぜひこれは景気浮揚のためにも、この閉塞感に満ちあふれてる越前市の市内の状況等も勘案しながら考えると、やはり予算の執行率または支払いベースを上げるべきだと。これ9月末で大体どのぐらいの目標というふうに考えておられますか、お尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 河瀬企画部長。 ◎企画部長(河瀬信宏君) 本市におきましては、今議員御指摘のような緊急経済対策、雇用対策につきまして、毎月1回会議を催しております。ことしは5月16日の会議におきましては9月末での工事の発注率の目標を80%という確認をいたしまして、事業の進捗を図るよう早期発注に努めているところでございます。 なお、先ほど申しましたように、人件費、扶助費等、あるいは補助金等につきましては、完了後支払い、あるいは計画的な支払いということございまして、本当に前倒しで発注できる額は320億円の範囲の中でも限られてございます。その中で特に普通建設事業については早期発注、早期支払いを目指して頑張っていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 建設事業については80%という形で、それはそれで恐らく頑張っていただいているもんだというふうに思います。また、工事についても前払い金、または出来高に応じて適正な評価して査定をされて支払いをされておられるんでないかなというふうに思いますけども、やはり人件費、扶助費、またその他の費用においてもあろうかと思いますけど、やはり何回も言うようですけど、予算の執行率もしくは支払い率を高めるということが、可能な限りやることによって、越前市内の中に資金が循環するといったことも十分効果的にやっていただきたいというふうに思います。 それとあわせて、今回ゲリラ豪雨、大きな災害が起きているわけです。越前市の各種基金の合計額が98億円を超えました。これは過去最高レベルにあろうかと思います。こうした各基金の積立額が98億円を超えて、今回繰越金が、何の支払い予定のないというか、7億8,585万円も予算計上されてない、繰り越しのまま残っているわけですよ。やはり越前市内17地区、さまざまな事業が、またいろんな分野におけるさまざまな事業を要求されているわけですよ。我々議会としても市民と語る会においてさまざまな要望をいただいております。そういった要望を少しでも可能な限り予算化して実現していただくような行動ができないのか。 やはりそのためにも事業化し、予算編成をして、速やかに市民の高度な福祉社会形成に向けてつくっていくべきだというふうに思いますので、この点、最後に市長からこの基金の残高また繰越金のあり方、予算編成の予算執行並びに支払い率、こういったものの、どうしていくのか、改めて市長からお言葉をいただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) 先ほど河瀬部長からも答弁させていただきましたけれども、現下の厳しい経済情勢を踏まえて、私は国のほうで補正予算の編成というものも行われていくであろうということを期待をいたしておりますし、また来年度当初に計上すべき事業の中にも国の補正予算をにらみながら前倒しをして切れ目のない予算執行ができれば、今の本市の経済状況の中でも非常に効果が出てくるというふうに考えております。こういったことなどを国の動向をにらみながら十分対応することが私どもの役割だと思っておりますので、今後十分にアンテナ高く、国の取り組みを見きわめながら適切に対応させていただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 大久保恵子君。 ◆(大久保恵子君) 同じく予算書2ページの9月補正の歳入の繰越金5,388万5,000円の扱いについて質問させていただきます。 この繰越金については、説明書の内訳の箇所に参考として記されているのを見ますと、繰越金決算額が10億433万3,000円、補正前予算額が1億6,459万3,000円、9月補正が5,388万5,000円計上、そして未計上額として7億8,585万5,000円となってます。これを平たく言いますと、23年度の決算を打ったら、お金が10億433万3,000円余った、これ繰越決算額ですが、そして9月までにそのうちの1億6,459万3,000円を使ったと。そして、今回9月補正に5,388万5,000円を計上した、使うことにしたということだと思います。現時点ではまだ使い道の決まってないお金が7億円ある、未計上額ということだというふうに思います。 この繰越金10億433万3,000円は、予算書に出てこないんですね。要するに宙に浮いた形になってます。議員にはこの説明があるからわかるんですが、予算書には記載がありませんので、市民には見えてきません。私は前年度の決算で余ったお金は一旦翌年の会計に全額計上することがよいというふうに思います。そして、事業予算がない場合、要するに使う計画がない場合には一旦財政調整基金に繰り出す、積み立てておく、そして使い道ができたときに、その基金を取り崩して一般会計に繰り入れて使うという手法をとるのがベストだというふうに考えています。しかし、現在は繰越金の全額を予算書には計上するようになってません。必要になったときにその都度ちょびちょびと出してきて使っているという状況です。私はその決算が確定した段階で繰越金を一旦全額歳入に入れるべきだというふうに考えます。現在の繰越金の扱い方というのは一般家庭で言うところのへそくりと同じような扱いになっているのではないか、要するに表に出てこないんですね、わからないんですね。家庭ならまだしもかわいらしいですけども、公がこのような処理をするのは不適切ではないかというふうに思ってます。 これまでも何人かの議員がこのことを指摘していらっしゃいます。でも、一向にこのような手法が変わらないんですけども、その理由、変わらない、変えられないか、理由があるなら教えていただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 河瀬企画部長。 ◎企画部長(河瀬信宏君) 繰越金につきましては、一言で言いますと予算書にあらわれるものではなく、決算書として決算ベースで出てくるというものでございます。 一方で、繰越金と財政調整基金の関係につきましてはいろんな考え方があろうかと思いますが、基本的には財政調整基金は年度に余裕財源が生じた場合には積み立て、不足する年度には取り崩すということが原則でございまして、年度間の財源の不均衡を是正するために積み立てておくというものでございます。こうしたことから、財源が不足するというふうに見込まれましたことしの平成24年度当初予算においては7億5,000万円の財政調整基金を繰り入れるという予算を組んでおります。 補正予算で繰越金を初めとする保留財源を財政調整基金に積み立てて、次の補正予算で必要に応じて取り崩すということは、同じ年度で財源を入れたり出したりやりくりすることとなります。財政調整基金は当該年度のみならず、次年度以降も見越した、あくまでも年度単位で財政を、財源を調整するということでございまして、未計上の繰越金を財政調整基金に積み立てるということは現在しておりません。 なお、ほかの団体、県内の繰越金の計上につきましても、本市と同様補正財源としているというふうに聞いております。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(福田往世君) 大久保恵子君。 ◆(大久保恵子君) 今決算書でわかるというふうにおっしゃられたんですが、繰越金は歳入と歳出の差し引き額だけではなくて、そこから継続費とか繰越明許とかいろんなものを差し引いた額、実質収支額になるので、これも説明書を見ないとわからないんですね。予算書には出てきません。それで、ことしも歳入歳出の差し引き額が11億4,124万5,000円ですが、繰越明許とか事故繰越とかがありまして、それを引くと今回の繰越金の10億433万3,000円になります。そういうことで、決算書を見てもわかるというのはちょっと違うんじゃないかなというふうに思います。 それと、地方自治法の233条の2に、各会計年度において決算剰余金が生じたときは翌年度の歳入に編入しなければならないというふうに書かれてます。これも別にいつ編入しないといけないとは書かれてないんですが、やはりその決算が決まった段階、少なくとも9月にはもう、9月の補正には出てるわけですから、やっぱりここに載せることが市民に対して親切じゃないかなというふうに思います。全容が見えない。 幾らお金が余ったのか、そして今どれだけ残っているのかということをやっぱり市民にきちっと見せるためには、全額一旦予算書に、歳入に入れるべきだというふうに考えますが、いかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 河瀬企画部長。 ◎企画部長(河瀬信宏君) 繰越額が市民の皆様にわかりにくいという御指摘かなと思いますが、決算の状況につきましては広報あるいはホームページで詳しく、わかりやすく説明してまいりたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 大久保恵子議員。 ◆(大久保恵子君) もちろん広報などを使って知らせていただきたいと思いますが、やっぱり市の正式な予算書に編入してきちっと書くべきだというふうに私は思います。これ解釈の違いかもしれませんが、それが親切な情報公開ではないかなというふうに思います。 それと、先日の全員説明会で、きょうも今中西議員がちょっとこのことに触れられましたが、趣旨は違いますが、7億円もの余剰金があるのなら、市民の声を聞き効果的に使うべきではというような質問をされました、全員説明会で。きょうもそういう趣旨だったと思いますが。そのときに河瀬企画部長のほうから、当初において計画した事業をきちっと対応したいと、そして慎重に使い道を検討し、25年度予算に反映したいというふうに答えられたというふうに私は思います。 ということは、今年度使う予定がない、事業計画がないなら、なおさら財政調整基金に積み立てておくべきではないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 河瀬企画部長。 ◎企画部長(河瀬信宏君) 全員説明会での御説明でございますが、基本的な考え方を申し上げたまででございまして、越前市としては通年型の予算編成を行っているということで、基本的に24年度の計上をした事業をきちっとやり遂げることがまずは第一、繰越金の使途につきましても、その使途につきましては突然大きな事業がぽんと出てくること自体が本当は実際おかしい話でございまして、その大きな事業、あるいは新規の事業については精査しながら当初予算で取り組んでいくというのが原則でございます。しかしながら、一方で先ほど来から議論になっておりますが、国の補正予算、あるいは災害復旧等、いろんな状況が出てきた場合には速やかに補正予算を組んで対応をしていきたいと、そのように考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 大久保恵子君。 ◆(大久保恵子君) 趣旨はわかるんですが、私が言っていることは一旦繰越金を予算に編入きちっとして、そして見える形で、市民に見える形にしたほうがいいのではないかということです。事業が今計画がないなら、一旦財政調整基金に繰り入れて、必要なときにそこから取り崩せばいいと。でないと、一体幾らお金が余ったのか、幾ら今使って、幾ら残っているのかというのが見えないんですね。私らもこれ、今このことしの予算書、この予算書にこういうふうに書いていただいたからわかるんですね。そういうことでぜひ、何も難しいことではないと思うんです。より親切で、市民に対して。ぜひ、できない理由というのはないと思うんですよ。したらいけない理由もないと思うんですよ。 だから、さらにわかりやすくするために、市民に見えやすくするためにこのような方法をとっていただきたいというふうに思っているわけです。いかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 河瀬企画部長。 ◎企画部長(河瀬信宏君) 繰り返しになりますが、私冒頭申し上げたのは、できない理由ではございませんで、しない理由を申し上げたつもりでございます。財政調整基金を年度内にやりくり、出入りさせることそのものが、今うちとしては採用してない、そういうやり方をしてないということでございまして、繰越金の残った財源につきましては、先ほどから申し上げますように、国への補正予算の対応、あるいは12月以降の切れ目のない予算計上に十分対応していきたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 大久保恵子君。 ◆(大久保恵子君) ちょっとかみ合ってないんですけども、現在してないから、したらいかがですかというふうに提案しているんです。その理由は、市民に親切、そのほうが見えるだろうということです。 財調に一回積んで、それから取り崩して何も問題はないというふうに思いますので、ぜひ検討していただきたいと思いますし、これ長年続いたやり方ですが、これ奈良市長の時代に、奈良市長の在任中にぜひ市民に見えるような財政の処理をしていただきたいというふうに要望しておきます。 以上です。 済いません、引き続き、ごめんなさい。 予算書の14ページの小学校建設費の委託料、北新庄小学校屋内運動場改築事業、測量設計委託料に関連してですが、先ほどから質疑にありますが、越前市が太陽光の発電を推進しています。 この学校は、測量設計委託料ですが、この件についてはどのようになってますでしょうか。学校の屋根への太陽光の発電です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 橋本教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(橋本弥登志君) この委託料の中身のお尋ねだろうと思うんですが、現在現時点におきましては小学校では太陽光発電の基礎的な知識を持ってもらうように教育をしているという状況でありまして、今現在小学校改築等に合わせまして、小学校で能力の小さい太陽光発電のものを設置をしているという状況でございまして、屋外灯の設置をこの中には設計として入っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 大久保恵子君。 ◆(大久保恵子君) 今の説明では小学校のほうは対象でないようなことをおっしゃいましたが、これは越前市が勝手に自分でそういうふうに決めたわけでして、自分で自分の首を絞めることはないというふうに思いますので、今ここの予算書にもあります地球温暖化防止対策事業、協議会がこれからできますね。その中でぜひ再検討していただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 佐々木産業環境部長。 ◎産業環境部長(佐々木哲夫君) 三田村議員の質問にもお答えしましたが、公共施設の屋根貸し事業を含めて協議して検討していきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 大久保恵子君。 ◆(大久保恵子君) では、ぜひこの北新庄小学校の改築に合わせてもそのようなことを念頭に入れて測量設計、よろしくお願いしたいと思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 伊藤康司君。 ◆(伊藤康司君) 補正予算書14ページ、商工総務費の委託料、復興イベント委託料50万円、これについての内訳をちょっとお知らせいただきたいなと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 清水産業審議監。 ◎産業審議監(清水俊行君) 復興イベントの内訳でございますが、まず委託料の中身でございますが、1つは和紙工業協同組合に貴乃花親方に対する紙すき等々の体験、それから和紙の紹介について15万円、それから子供相撲を行う委託料として相撲連盟を考えてますが、相撲連盟に対して35万円、計50万円の委託を考えてます。これは被災された地域に元気を与えるということで実施をしたいというふうに思っております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 伊藤康司君。 ◆(伊藤康司君) 今和紙組合で紙すきで15万円、子供相撲で35万円というふうにお聞きしたわけですけども、地元の人はそういう認識持ってないんですね。服間小学校で夢教室、夢先生というのがあって、その後に和紙の里、大滝も含めてイベントを開くと。それで、この50万円は全て大滝というんか、復興イベントだけの費用じゃないというふうに理解している人がほとんどで、服間のほうでも一部使う、またほかでも使って、実際はそんなに使わないんですよというようなことを地元の人は考えているんですけれども、今見ると、この50万円全て、紙すきで15万円、相撲で35万円ということで、ほとんど地元で使われるということなので、何か地元とこちらとの認識がちょっと違うのかなあというふうに思っているんです。 それで、紙すきで15万円というのは、これちょっと高いんですけども、どういったことで15万円費用が要るのかなあというふうに思うんですけども、それを、まず紙すきの15万円の内訳をお聞かせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 清水産業審議監。 ◎産業審議監(清水俊行君) 紙すきをなぜやるかということから始まるんですが、やはり手すき和紙の産地を、たまたま貴乃花親方がいらっしゃいますので、貴乃花親方を通じて全国にできたらPRをしたいというところでございます。その際に、貴乃花親方に実際に被災に遭われたところへ行って和紙をすいていただく、それからその和紙を使っていろんな、貴乃花部屋にできれば飾っていただくような和紙をすいていただいて、それを贈呈すると、それをできれば東京のほうへ持って帰っていただくという形がございます。それから、和紙の紹介もあわせてしたいということで、越前和紙は大相撲の番付に、番付表の紙は越前和紙でできているということがございまして、そういうこともあわせて紹介をさせていただく、それは貴乃花親方にも紹介しますし、それを通じて全国のほうにもPRしたいということで、そういう費用的な面も含めて、紙もできれば手すきを、かなり大きい紙になりますので、値段的にはかなり1枚何万円というような形の紙があると思いますが、そういう紙も利用しながらやっていきたいというふうに思っていますが、そういう内容で15万円という経費を見込んでおります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 伊藤康司君。 ◆(伊藤康司君) そうすると、その紙はパピルス館とか卯立の工芸館ですくというわけじゃないですよね。それだけ大きい舟が、パピルス館、卯立の工芸館とも入っておりませんので、それはどこですくのかというのが1点と、もう一つ子供相撲35万円、これの費用の内訳をちょっとお聞かせいただきたいなというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 清水産業審議監。 ◎産業審議監(清水俊行君) 今の予定では、できれば岩野平三郎さんのところですいた紙を、逆にそこで一緒に貴乃花親方にすいていただいて、そのすいた紙は1枚か2枚になりますけども、ほかに平三郎さんのすいた紙を利用させていただきたいと。だから、越前和紙、産地の代表する紙をやはり紹介をしたいということがございます。 それから、子供相撲につきましては、まず土俵の設営費でございます。それから、あとスポーツ保険、それから雨天時の対策として、これは晴れれば使わないわけですが、そういう雨天の大型テントの設置費用を見込んでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 伊藤康司君。 ◆(伊藤康司君) いや、その内訳をお聞きしたいんです、金額的な内訳がどうなっているのかなというのが知りたいんです。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 清水産業審議監。 ◎産業審議監(清水俊行君) 先ほど、一番大きいのはテントの設置費用が10万円ですね。それから、土俵の製作にこれは今のところ見込みですが、20万円ぐらいかかるのかなというふうに思ってます。あとスポーツ保険、それから運営費等というふうに思っています。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 伊藤康司君。 ◆(伊藤康司君) わかりました。 それで、この土俵の設営ですけども、これはやっぱり業者に依頼されるのですか。多分そうなるんだろうなというふうに思いますけども、業者にどこかに委託して土俵はつくるということでよろしいんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 清水産業審議監。 ◎産業審議監(清水俊行君) これは相撲連盟のほうに委託をするわけですが、相撲独特の何ですか、仕様といいますか、そういうものもありまして、その中で委託先のほうからいろいろ発注をしていただいて工事をしていただくと、工事といいますか、土俵づくりをしていただくというふうになると思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 伊藤康司君。 ◆(伊藤康司君) そうすると、ちょっとしつこいようなんですけども、いわゆる相撲協会から何人かがお見えになって地元の業者を使って土俵をつくられると、そういうふうに理解してよろしいんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 清水産業審議監。 ◎産業審議監(清水俊行君) はい、今はそういう予定でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 伊藤康司君。 ◆(伊藤康司君) 大滝の人の全部じゃないと思うんですけども、一部の人の中には、大滝の町は道を歩いてても表はきれいになったような気がするわけですけども、一旦家の中はまだすごいんですね。まだ自分たちが食事するところだけ畳何枚か置いて食事していると、あとはまだ床下がぬれてるんで畳もひけないと、そういう状況で生活されている。そして、トイレも自分ところの家のトイレは使えないんで、近所のトイレを貸してもらっている人も現実にいて、まだそんなイベントどころの騒ぎじゃないという人も中にはいらっしゃるんで、いや、私が言いたいのは、今お聞きしてよく理解できたんですけども、大滝の人に我々が相撲の土俵をつくらなあかんのかなという心配までされている方がいらっしゃるんで、そういったことも含めてきょうちょっと確認をさせていただきたいということで質問させていただいたわけですけども、こういったいろいろまだ大滝にはいろんな問題もありますので、その辺区長さん初め地元の方とよく協議をして、皆さん納得いく形でイベントが開催されるように希望しまして、一応質問を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 清水産業審議監。 ◎産業審議監(清水俊行君) 済いません、ちょっと今ほどのお答え、ちょっと言葉が違ってました。私のほうで相撲協会と申したんですが、市の相撲連盟というふうに訂正させていただきます。相撲協会ではなくて、市の相撲連盟に委託でございまして、日本相撲協会ではなくて、相撲連盟ということでお願いします。申しわけございません、済いません。よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 伊藤康司君。 ◆(伊藤康司君) わかりました。いやあ、僕は東京の相撲協会のほうから見えて指導されるのかなあというふうに思ったもんですから、市の相撲連盟が指導されるということでございます。わかりました。 じゃあ、終わります。 ○議長(福田往世君) では、質疑を終結いたします。 本案については各委員会に付託いたします。 なお、付託する区分についてはお手元に配付いたしてあります予算付託表のとおりであります。  ================ △日程第16 議案第54号 ○議長(福田往世君) 日程第16議案第54号平成24年度越前市水道事業会計補正予算第1号を議題といたします。 本案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) それでは、議案第54号平成24年度の水道事業会計補正予算についてお伺いをいたします。 補正予算書、18ページになります。債務負担行為に関する調書というところになりますけども、ここの委託をしようとする業務の内容をまずお聞きをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) お答えいたします。 まず、1点目の村国浄水場等の水道施設のほうでございますけれども、従来の運転業務のほかに施設の維持管理や動力費、薬品等の調達、支払い業務、さらには小修繕業務を加えた包括的民間委託を行うものでございまして、もう一点は開閉栓、検針業務でございますけれども、検針業務の個人委託のリスクの解消、あるいは従来の委託業務の分離発注の見直し、それから新たに確認検針業務等のアウトソーシングを含めた一体的業務として民間委託を行うものでございます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) それで、今回これを、この資料を見させていただきますと、平成25年度から27年度までの3カ年ということになりますが、この委託をするメリットはどこにあるのでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) 特に包括的民間委託につきましては、複数年契約と複数業務の一括的な発注をもとに、安定した事業継続性と高い技術水準で水道の供給業務が行えるものと考えております。また、受託者側の創意工夫によりましてコスト削減も図られるものと考えております。 検針業務のほうにつきましても、今までの直営の確認業務等のそういった直営から民間へのアウトソーシングといった形の中で、しっかりとしたコスト削減が図れるものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) それで、これ3カ年になってますが、3カ年に分けた理由とそれからそれぞれの25、26、27年度の委託料の内訳を教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) 今回3カ年にいたしまして、いわゆるスケールメリットを出したいということで、当面3カ年の契約として考えております。 それから、業務の中身でございますけれども、開閉栓業務につきましては年間約4,800件ほどございますし、検針業務につきましては今は需要が約3万件余りございまして、その検針業務でございます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) ちょっとお聞きしましたのは、1つ目の村国浄水場の委託料、これを3カ年の内訳をお聞きしたいと思うのと、当面スケールメリットを考慮して3年というと、なぜ5年でないのかなというのもちょっとありますので、3年の根拠をもう一度お願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) 今回の包括的民間委託につきましては、越前市としては初めての取り組みといった形の中で、ある程度の期間を設定して、受託者側のメリットを引き出すためには最低3年程度必要かなということでの設定でございます。 それから、委託の中身でございますけれども、初年度3,620万円で、2年目以降約6,800万円ほどという形になっておりまして、初年度主に人件費見合い、従来の運転管理業務を中心とした人件費の見合い、それから2年目以降はそれにプラスアルファで動力費といった、そういった電気代とか、そういったものの2年目以降については満額の積算という形になっております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 1年目と2年目の人件費見合いと、それから2年目以降満額というのは、1年目は満額でない理由は何かあるんですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) 大変幅広い浄水場の業務でございますので、特に今回包括的民間委託をする中で年次的に、段階的に業務を受託業者のほうにスライドさせていくといった考えのもとにそういった積算をいたしております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 段階的に包括民間委託をされるということで、幅広い業務があるということなんですが、これまで水道水の特に村国浄水については直営で、しかも安全で安心な水を届けるという、そういう使命のもとに直営で行ってきたかなあと、非常に水道水というのは貴重な、あるいは最低限のライフラインということで、そういうふうに取り組んでこられたかなと思いますし、そこらあたりが一歩間違うと大変だから段階的に取り組むんだと。これまで市の職員が常駐し、そして市の職員のOBが非常に技術の高いというか、経験豊富なOBも配置されたというか、退職後もそこで業務をいただいてたわけですね。 そういう環境が変わるということになりますが、先ほど安定性、安全性、あるいは高い技術というようなお話もありましたけども、そういった今回、そのことを委託することによって果たしてそういう安全・安心な水がしっかり市民に届けられるのか、そういう保証があるのかどうか、お聞きしたいなと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) お答えいたします。 今現在は、市の直営の職員1名並びに民間の受託事業者の職員の方の、そういった構成での運営となっております。今回御提案いたしております包括的民間委託につきましては、従来の委託業務とは異なりまして、技術的分野に限定された水道法上の第三者委託と呼ばれるものでございまして、国が定めたガイドラインに沿って、業者の選定を初め運用、検証を行ってまいります。他方、水道法上の技術的責任が市から受託者に移ることになりまして、国、県が受託する民間事業者を直接監督することとなります。 御心配の仮に受託事業者の原因によりまして水道の安定供給が阻害されるような、そういった事象が発生した場合は、水道法に基づきまして一定の懲役または罰金に処する規定というふうに水道法上なっておりまして、水道事業の長期的安定経営の観点からこの御提案をさせていただいております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 水道法に基づいて第三者委託をするということで、その技術も民間に移るけども、国、県の管理のもとの業者が行うということで、もし万が一のことがあれば罰金等の罰則もあるということなんですが、そうしたこれらの事業を受ける技術力のある企業は市内に何カ所かあるんでしょうか、お聞きします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) お答えいたします。 現時点で水道技術管理者を有する市内企業は1社ございますけれども、国のガイドラインに沿って技術水準の確保として村国浄水場等の運転管理に水道技術管理者の有資格者を配置すると、そういった一つのことともう一点、一定規模以上の包括的民間委託の実績があることを今回条件としたいと、その2点を条件といたしたいと、これは国のガイドラインに沿ってですけれども。したがいまして、その国のガイドラインによります2つの要件を満たす企業は市内にはないものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) その場合の対応はどのようにされますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) 先ほど申し上げましたけれども、制限つきの一般競争入札にて、比較的門戸を広げまして対応させていただきたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) もちろん安全確保が第一ですし、市内のそういう企業の育成というか、そういうものを待ってからでもいいのかなとも思わんではないんですが。 最後にお聞きしたいんですが、やっぱりしっかりと安全確保していくために市の役割というか、そうなった場合の市の管理とか、安全管理の役割はどのような形で果たしていかれますか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) いわゆる委託元としての責任といった御質問だと思いますけれども、当然委託元には委託元としての責任がございます。当然現時点の技術的な、そういった一定のレベルを今保っておりますので、それをしっかり今回の包括的民間委託に伴います仕様書等の形にしっかり置いて、それをもとに包括的民間委託の業者選定に当たってまいりたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 三田村輝士君。 ◆(三田村輝士君) 市というか、市民の最低限のライフラインを安全に確保するという意味では、本来ですと直営が望ましいのかなというふうに思いますが、これは議会の附帯決議を含めて水道料金のことも考慮しての判断かなと思います。 ぜひこれからも市民の安全・安心の水を提供するという視点での努力はお願いしたいなと思います。 以上で終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 私も越前市水道会計補正予算について質問させていただきたいと思います。 予算書は18ページでございますけども、今回の債務負担行為、2本から成っているわけでございますけども、この2本の債務負担行為、包括委託契約でございますけども、まずこれによってどのような事業効果があるのか、教えていただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) 今特に浄水場のほうの御指摘だと思いますけれども、業務の合理化、効率化によるコストの削減、それから維持管理上の技術の継承保全が、その2つが大きな目的でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) まず、金額ベースでお幾らの効果があるのか、教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長
    ◎水道部長(塚崎正巳君) 3カ年で1億7,200万円という、今債務負担行為の限度額を設定させていただいておりますけれども、3カ年で約300万円程度のコスト削減というふうに見込んでおります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 村国浄水場につきましては今部長からお答えいただいたように、3カ年で300万円のコスト減の効果、開閉栓、検針業務での6,450万円の3カ年で幾らの効果があるのか、教えてください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) 開閉栓、検針業務のほうにつきましては3カ年で6,450万円でございまして、これにつきまして3カ年で約300万円程度のコスト削減と見込んでおります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 今お言葉で、まず村国浄水場1億7,200万円という形の中で3カ年で300万円。単純に3年ですから、年間100万円の削減効果しかないんですね。開閉栓業務においても3カ年で300万円ですから、単年度で割ると100万円の効果しかない。私はこの年間100万円の効果しかないということに対して、越前市としてこの水道会計においてもっとやるべきことがあるのではないかなというふうに思います。 今回今三田村議員の説明で大体わかってきたんですけども、まず村国浄水場につきまして人件費がやはり一番削減をされるのかなあというふうに見て聞いておりますけども、あと技術的な動力費とか、光熱費、通信運搬費、薬品等、運営に係る諸経費等については委託業務者が受け取ってもほとんど変わらないんだというふうに思います。仕入れというので多少の企業努力はあるかと思いますけども、おおむね一緒でしょうと。すると、人件費という捉え方を考えれば、果たして民間と、私企業と公営というのにはかなり賃金差はあると私は思っております。 そういった意味において、今回の包括委託契約の金額算定が私はかなり、民間レベルでの委託で考えると、想定する金額が高くなっているんではないかなというふうに思うんですが、この点どう分析されておられるのか、教えていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) まず、現状でございますけれども、市の直の職員1名に民間の受託の企業の方が張りついているわけでございまして、今回のいわゆる債務負担行為の設定に当たりましては、単価そのものについては県の標準単価をもとに業務の積算に当たるわけでございまして、御指摘のようなことはないものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 指摘のないと今言われましたけど、これは県の単価、県そのものの数字が私は、そうであるんなら……。やはり民間と公務員の給与差は歴然としております。例えば武生商工会議所で賃金台帳がありますけども、それを見させていただいても、正直言ってかなりの差があるという状況において、私は今回包括委託契約する上においての積算金額が、資料いただいておりますにおいて、初年度、25年度は3,620万円、これは委託費ですね。ですから、ここの委託費における人件費は私はかなり違ってると、差が出るんではないかなというふうに思います。 また、平成26年度、27年度においても、これ26年度においては6,800万円、27年度においては6,780万円。ここにおける委託費、言うたら人件費ですけども、私はかなり官民における差においては、この委託の算定がかなり金額が大き過ぎるというふうに思うのですが、そこら辺等もう一回御見解をお聞かせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) 本年度の浄水場に係ります市の人件費の直接の相当額が3,460万円でございます。御存じのとおり、非常な累積赤字を抱えている中での厳しい今経営を強いられておりまして、現状のコストを上回った、そういった委託はできないものという、しっかりとした、そういった判断のもとに今回3カ年の債務負担行為の設定をさせていただいておりまして、御指摘のような、どういうんですか、現行の人件費を上回るような、そういったことはないものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 今御答弁で3,460万円は、人件費。これ23年度の数字でないかなと思うんですが、今回は委託費として25年度、3,620万円。結局越前市が運営している事業費よりさらに上乗せして委託費をしようとしているというふうに、今お言葉をいただいて、そう思いました。もう一度言いますよ。今部長のお言葉で人件費として3,460万円支出されているということでした。これは恐らく23年度のデータに基づいて出している数字でないかなと、もしくは24年度の当初予算の中で見込んでいる数字でないかなというふうに私は今御答弁でお聞きしました。ところが、説明書をいただいている中で、平成25年度委託しようとしている金額は3,620万円、人件費を3,620万円。結局越前市がやっている金額より、さらに上乗せした金額で委託をしているという考え方。ですから、この金額そのものが私はおかしい。民間はもっと私は低いと思うんですよ。 そういった意味において、もう一度改めてお尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) 若干ちょっと説明が不足しまして申しわけございませんが、1割ぐらい数字が合わない、済いません、説明が1割ほど合わないということだと思うんですけれども、それ以外の経費といたしまして自家用工作物の電気保安管理とか、そういった別の委託見合いのものも初年度の中に入っております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) いずれにしても、私はこの委託の中の構成する分野のほとんどが人件費だと思います。人件費において、官民格差において、この委託料がかなり高過ぎるというふうに思いますし、またこの金額で委託しても、先ほど御質問にいただきました年間100万円、3年で300万円の削減効果。これでは委託する意味がかなり少ない、効果が少ない。もっとやるべきことがあるんではないかなというふうに思いますので、ぜひよくお考えいただきたいというふうに思います。 また、これでは経営基盤強化という形の一つの目標を定めておられますけども、これには全く当たらない、そういった意味においても、一度よく庁内においてこの点についても御検討をいただきたいというふうに思います。 それから、三田村議員からの質問の中でわかったことで、水道、今回の村国浄水場に関しまして、委託先につきましては水道技術管理者が要る、必要だと、かつ一定規模の実績が必要だというお話でございました。この2つの要因が市内には該当する業者はいないということでありました。 市内にいないということになれば、福井県にはおられるのかどうか、お尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) 県内には数社あるものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 県内には数社おられるということですけど、そこには水道技術管理者がきちっとおられるのか、常勤しているのかどうか。かつ、水道というものはいつ何どきどういう事故が起きるかわからない。これは市民の命の水なんですね。そういった意味において、これは24時間パーフェクトな管理が必要なんですよ。そういった意味において、県内の業者がいるというだけで、その事業者に必要なスタッフがいるのかどうか。私はそこに問題だと思います。市民の生活の水をやっぱり今現在越前市が市の職員の皆さんの御努力にもってきちっと管理していただいてるわけですよ。 そういった意味において、私は越前市内に業者がおられるんならまだ速やかな対応は可能性があるかなと思いましたけども、越前市内にいなくて福井県に数社あるという形であれば、私は非常に危険ではないかなと思いますが、この点は十分考慮されているのかどうか、お答えいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) いわゆる地元企業の参入についてでございますけれども、いわゆるJV、共同企業等の構成企業のうち1社以上が市内に住所を有する条件を今設けることといたしたいというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) JVで市内にいる業者にということでの組み合わせということを考えておられるみたいですけど、果たして私はそれでいいのかどうか。市民の皆さんの安心・安全な水を供給するという意味において本当にそれができるのかどうか。かつ先ほど包括契約の中で3年で300万円の効果しかないんですよ。たったそれだけの効果しかないのに、莫大なリスクを抱えることになるんじゃないんですか。ぜひこれも、私は今回のこの包括委託について内容をもっと精査していただいて、コスト面における本当に効果があるのかどうか、また300万円で本当にこの事業が経営基盤強化になるのかどうか。かつ技術者が越前市内にいなくなるということですよ。業者が、その市民の水の何ていいますか、生命線を担うということですよ。(「そのとおり。」と呼ぶ者あり)それでは、安心した水供給が私は非常に不安である、将来に対してですね。 ということで、そういった意味において、今回の水道についてたった300万円ですよ、3年間で300万円の効果しかないのに、そういう莫大なリスクを背負うような事業といったものは、今回の債務負担行為については非常に理解ができないというふうに思うんですが、いま一度部長の御見解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) 今回2つの債務負担行為の議案をお願いいたしておりまして、今回の2つの債務負担行為の民間委託を踏まえまして、水道事業の組織全体のさらなるスリム化に次年度以降しっかり結びつけられるものと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 今2つ言われたんですけど、その根拠については非常に希薄であるというふうに思います。 特に、開栓業務、検針業務については、私はそれなりに効果はあると思うんですよ。かつ地元の人が、できたらシルバーの人を活用してこういう業務は担っていただきたいと。幅広い皆さんの御参加をいただく中でこういう事業をやっていただくについては、私はその分については何も申し上げるつもりはないです。 ただ、村国浄水場については、これは市民の生命線ですよ。3年で300万円の効果しかないんですよ、莫大な委託料を払いながら。かつ先ほどの御説明の中において、市の管理、直営管理の方が安く上がっとるんですよ。それを今あえて高いリスクでもって民間に包括委託する。私はもっと中身の精査があってもいいんでないかなというふうに思います。 そこで、この村国浄水場に関して今までの大きなトラブル事故が、どのようなことがあったのか、あった事例があれば教えていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) 落雷等によります部分的な断水を除きまして、過去50年近く大きな事故もなく安定した水道水の供給をさせていただいております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 村国浄水場、落雷による以外はこの過去50年間大きなトラブルはないというお話でございました。それは不断の、OBも含めて市の職員の皆さんが24時間、緊張感を持って村国浄水場について維持管理されているからだと、そういう結果で市民は感謝しなきゃいかんというふうに思っております。 そういった市の職員さん、またはOBの皆さんの努力がそういう形になっているんですね。ところが、今言うたように落雷、最近落雷というのもいろんな落雷があるんですよ。上から落雷と地中から入っていく落雷とあるわけですよ。そうすると基盤がやられてしまう。基盤がやられてしまうというたら、水道のモーターも動かなくなるということがあるわけですよ。それはいつ起きるかわからない、ゲリラ豪雨と同じように。いつ起きるかわからない状況において、管理者がこの委託することによって、福井にしかいないとか、県外へ行っているときとか、そういう場合があり得るかもしれません。そういったときには速やかに対応できるのかどうか。 先ほどそれができなかったらペナルティーがあるか何か、そんな問題じゃないですよ、いかがですか。もう一度お答えいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) ちょっと御説明が抜けて申しわけないんですけれども、今の応募の企業につきまして、若干ちょっと細かく今現時点での整理を申し上げますと、応募企業につきましては単独企業、それからいわゆるJV、あるいはSPCと申し上げまして、特別目的会社、そういったもののいずれかとし、応募者の構成企業のうち1社は越前市内に主たる営業所等を有することというのをまず一つ考えております。 先ほど申し上げましたように、今回の委託につきましては、従前の委託と異なりまして、水道法上の第三者委託でございまして、しっかり国、県が監督をいたすと。そういった、今まで私ども市の水道課が受けていた監督を受託企業のほうが監督されると、そういった大きい法制度のもとに、あるいは国のガイドラインと、そういったものがしっかりございますので、それに基づいて契約をさせていただきたいというふうに考えております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 契約……。市民の生活なんですよ。事故が起きたときに、契約違反がどうたらこうたらとか、そんなもん意味はないんですよ。市民の皆さんはより安心で安全な水道を低廉で飲ませていただく、また市としては飲んでいただく、ここが大事なんですよ。そのために、役所としてできるだけ安く安全な水を供給するというのが、これは使命なんですよ。今お聞きしますと、単独、JVとか、いろんな企業形態があるみたいですけども、それがコスト削減につながる、健全経営を目指すという意味において、本当に市民のためになる今回の事業なのか。 今お聞きしておりますと、3年間でこの村国浄水場の水道施設維持管理業務委託においては、何回も言うようですけども、3年で300万円という数字を把握している。これでは非常に、決して、心もとないというんか、問題があるというふうに思いますし、またその中身においても非常に心もとない、不安であります。そういった意味において、今回の業務委託契約についてはもう一度庁内において精査をしていただきたいというふうに思います。 また、市内の業者とJVを組んだり、また複数の委託契約を結ばれて管理しようとされておる場合もあるかと思いますけども、決してそれは経費削減につながるおそれは少ないだろうと思いますし、もっと大事な、市民への安心した安全な水道を確保し供給し続けるといった意味において、従来のスタイルのほうが、つまり越前市が管理している形の中で、職員の皆さんがさらに頑張っていただく。定年という問題もあるかと思います。でも、職員の皆さんが定年になられても、それは再雇用という形の中で、60歳で定年するんじゃなくて、65歳でも技術者として管理していただくとか、そういうふうな努力によってコストは下がると思います。 そういった形を一度御検討いただきたいと思うんですが、お答えがあるんでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 塚崎水道部長。 ◎水道部長(塚崎正巳君) 水道の使命は、安全で安心という大きな視点でございます。技術的にも、長期の技術的なそういった技術の継承保全、それが大変大事でございます。先ほどから300万円というお話をされておりますけれども、既に今まで長らく現在委託しております業者との間でしっかり切磋琢磨する中で、コストについては十分抑えてきているというのが現状でございます。どうか御理解賜りたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) あと8分ありますので、そんなことしませんが、部長のお言葉をずっとお聞きしていて、またどうしても私は300万円の今回の市の考えておられるコストでこの越前市民の安心・安全な水供給を放棄するというふうなことしか思えません。これ村国浄水場はやはり市民の安心した水供給をきちっとした形で私は運営していただくというのが水道部の使命だというふうに改めてここの場で強調していきたいというふうに思います。 健全経営計画の中では、1つ目には安心して飲める水の供給、2つ目には水道施設の適正な維持管理、3つ目に危機に強い水道システムの構築、4つ目に水道事業経営基盤の強化、5つ目にお客様の視点に立った水道事業経営を図って、最後に水道事業者として環境保全に対する貢献への取り組みをこの健全計画では記載しているわけですよ。そういった、こういった計画の観点から見て、今回の包括業務管理委託はかなり後退もしてますし、僕はその理念をそぐものだというふうに思います。これまで水道料金は平成20年4月に値上げされ、そして昨年の23年7月に値上げされ、そして25年、3たび引き上げられるんですよ。ぜひ私はこうした値上げに対して市民の御理解をいただくためにも、こういうふうな不安の残るような委託契約であっては私はならないと思います。私は重ねて言いますけど、たった今言われた300万円の効果でこの村国浄水場の水を放棄するようなことは避けていただきたいと思います。 今部長とのやりとりの中で市長、どういうふうに所見を思われるのか、改めて市長さんのお考え、御認識をお聞かせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 奈良市長。 ◎市長(奈良俊幸君) まず、午前中玉村正夫議員から昨年の3月議会での委員会の決議のお話ございました。私どもは非常に委員会の決議を重く受けとめて、水道料金のコストアップをなるべくもう抑えて努力をしなければならない、そこから一つの議論のスタートは始まっているというふうに私は認識をしておりまして、300万円と言われるかもしれませんけども、とにかくできるコスト削減の努力はする、そういう決意のもとでこの包括的民間委託もこれまで検討を深めてきました。まさに先ほど三田村議員がそのことを触れていただいたとおりでございまして、強い議会からの決議も踏まえてそういう検討を進めてきた。 それから、内部的にもやはり今行革プログラムが進む中で、本当に水道技術の継承保全ができるような職員の体制ができるであろうかということを考えれば、中・長期的な視点で本当に大切な水を安定的に供給するための体制をどう構築するか、もちろんそのことが基本になるわけでございますが、総合的に考えて、さまざまな立場から一番いい方向性を探って今回の御提案をさせていただいたところであります。 ちなみに、一番大切な安全ということにつきましては、先ほど水道部長からも御答弁ありましたように、国のガイドラインに沿って、技術者の配置のことであるとか、あるいは一定規模以上の実績があるということをしっかり位置づけているところでありますし、他方ではそういった中でやはり身近なところに関係する窓口があって、しっかりといつでも駆けつけてくれて、まさに市民の立場でその事業を運営してほしいという意味合いも含めて、地元の事業者も必ずJVの中に1社以上が入るということも条件に位置づけてございます。そういう意味では、いろんなコストの削減の話から、技術の継承から、あるいは民間の技術、しっかりとしたところの確認、あるいは地元の取り組み、こういったことを総合的に判断した上での御提案でございます。十二分にまだ御理解いただけない点については今議会を通して精いっぱい担当部局より御説明をさせていただく決意でございますので、ぜひとも内容について御確認をいただき、御賛同賜りますようお願いを申し上げます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(福田往世君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 市長もこの水道から出ている案については基本的な点では進めたいというお考えみたいですけども、その中身についてもう一度コスト面からも、また水の安全・安心という、供給という本来の業務からももう一度細かい精査をしていただきたい。 特に、今回の委託費については、人件費が主なる経済、コスト削減につながっていくものだと思いますし、今回の数字が十分な効果をあらわしているような数字ではない、委託金額ではないというふうに思いますので、これは民間と公務員との賃金格差があるという状況において、この委託料の積算根拠が非常に弱いというふうに思いますので、一度吟味していただきたいということを要望して質問を終わりたいと思います。 ○議長(福田往世君) 質疑を終結いたします。 本案についてはお手元に配付いたしてあります予算付託表のとおり、産業建設委員会に付託いたします。  ================ ○議長(福田往世君) 本日はこれをもって散会いたします。 なお、この後さきに設置いたしました決算特別委員会を開催し、正副委員長の互選を行うことといたしますので、委員の方は午後3時30分に第1委員会室にお集まりを願います。 次会はあす9月13日午前10時から再開いたします。        散会 午後3時17分〔 参 照 〕┌─────────────────────────────────────────┐│            予   算   付   託   表            ││ 総務委員会                                   ││  議案第53号 平成24年度越前市一般会計補正予算(第4号)          ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳入全部                                ││     歳出第 1 款 議会費                          ││       第 2 款 総務費                          ││   第2条(地方債の補正)の第2表地方債補正                  ││ 教育厚生委員会                                 ││  議案第53号 平成24年度越前市一般会計補正予算(第4号)          ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳出第10款 教育費                          ││ 産業建設委員会                                 ││  議案第53号 平成24年度越前市一般会計補正予算(第4号)          ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳出第 4 款 衛生費                          ││       第 5 款 労働費                          ││       第 6 款 農林水産業費                       ││       第 7 款 商工費                          ││       第14款 災害復旧費                        ││  議案第54号 平成24年度越前市水道事業会計補正予算(第1号)        │└─────────────────────────────────────────┘...